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2014年9月12日 (金)

朝日新聞の大罪(NO.746)

 平成26年9月11日朝日新聞社は記者会見を開き、東京電力福島第一原発事故の経緯について、「所員の9割が初長命令に違反して撤退した」との5月20日朝刊の一面記事が誤報だったと認め、取り消すと発表しました。

 木村伊量社長は「多くの東電社員が逃げ出したような印象を与える間違った記事。読者と東電の皆様におわびする」と謝罪しました。また、いわゆる従軍慰安婦問題報道でも、記事の一部を取り消しながら謝罪しなかったことについて、「謙虚であるべきだった。反省している」と述べました。

 朝日新聞は読売新聞に次ぐ日本の大新聞です。いわゆる知識人の間では、もしかしたら日本で一番読まれている新聞かもしれません。

 読売新聞の社説には、次のように書いていました。

 「海外まで波紋を広げた『命令違反』『撤退』記事の根本が誤りだった。撤回は当然の判断である。

 いわゆる従軍慰安婦問題報道でも、訂正が遅れたことを初めて明確に謝罪した。朝日新聞の一連の慰安婦報道が、日本の国益を大きく損なったことを考えれば、謝罪は遅きに失した。

 これらの問題は、新聞に対する国民の信頼を失墜させかねない。朝日新聞の責任はきわめて重い。」

 私は平成10年4月から「手賀沼通信」という一人新聞を出しています。

 平成13年10月の第43号で、「日本と日本人をダメにした3悪」という記事を書き、日本人をダメにした3悪の1つに「朝日新聞」をあげました。その記事の中で次のように書いています。

 「小泉自民党が選挙に勝ち小泉内閣ができたとき新閣僚の記者会見が行われました。私はテレビで見ていましたが、朝日新聞の記者が誰よりも早く発言し、バカの一つ覚えのように『あなたは靖国神社に参拝しますか』と質問していました。

 あれだけ小泉さんが改革を唱えて選挙を戦ったのですから、『新閣僚として改革にどう取り組むつもりですか』とか、『何を基準に政策を考えますか』とか聞いてほしいと思ったのですが、見ていてがっかりしました。

 これが朝日新聞の体質なのです。中国や韓国で教科書問題に火をつけたのは朝日新聞と聞いています。」

 さらに古くは拉致問題が明らかになったとき、朝日新聞はこの問題を無視し通しました。

 もっと古くは中国の文化大革命を称賛し朝日新聞社だけが北京支局を残すことを許されました。

 1950年代には北朝鮮の帰国促進事業を助け、多くの日本人女子が北朝鮮の人と結婚して海を渡りました。その女性たちも夢が壊れました。

 私が学生だった1950年代後半、好んで読んだのは朝日新聞でした。友人たちもそうでした。安保闘争まっただ中では、朝日新聞は気持ちよく読めました。しかしその後20代後半頃から、朝日新聞は嫌いな新聞になりました。

 おそらく朝日新聞では日本の正義は自分たちが握っているというおごりとプライドが、正しい報道をするという新聞本来の目的を見失わせたのではないでしょうか。

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