今回の衆議院選挙は「積極的棄権」をするつもり(NO.769)
平成26年12月2日第47回衆議院議員選挙が公示されました。投票日は12月14日です。
今回の解散は安倍首相が唐突に決めました。
読売新聞の報道によると、「首相は消費税率10%引き上げを15年10月から17年4月に先送りすることを決め、『国民の信を問う』として解散に踏み切った」と出ていました。
これに対して各党は「大義なき解散だ」と唱えました。ほとんどの党も消費税を15年10月に10%に上げることは反対です。
安倍首相がアベノミクスと騒ぐほど景気回復は進んでいません。株価は上がりましたが、実質賃金は2.8%下がり16か月連続マイナスです。GDPの成長率も消費税増税後2期連続マイナスとなっています。
円安は輸出産業には有利ですが、輸入商品は値上がりしています。中国や東南アジアなどに工場を移し、日本国内でのモノづくりが少なくなっている現在、円安はむしろ日本経済や国民の生活にはマイナスとなっているのではないでしょうか。
景気や経済や安全保障などにいろいろな問題を抱えている今の時点で、700億円もかかる選挙をする必要があるのでしょうか。選挙の期間は政治は実質的にストップします。
8党首の討論会で安倍首相は「この道しかない」と主張しましたが、それなら国会で多数を占めている現在、今やるべきことにまい進すればいいのではないでしょうか。
衆議院や参議院の定数を減らすと言いながら各党が勝手な主張をして何も決まりません。政治不信は増しています。
政治不信を各党に自覚してもらうには、選挙をボイコットするしかありません。私は今回の選挙は棄権するつもりです。「積極的棄権」です。今まで選挙を棄権したことはないので初めての棄権です。
知人に投票率が30%を割り込んだらどうなるだろうかと言ったら、共産党が良くなるので困ると言われました。確かに共産党や公明党や幸福の党の支持者は棄権しないと思います。
それでも私の予想では今回の選挙は今までで最低の投票率になると感じています。支持政党なしの人たちに棄権が増えると思います。
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