福井県旅行記(その2)(NO.820)
前日の続きです。
第2日(5月27日-水曜日)
天気は晴れ。気温30度、日差しが強く私は帽子、妻は日傘が手放せませんでした。
バイキングの朝食をとり、8時15分バスで観光に出発しました。
最初は曹洞宗の総本山永平寺です。永平寺に来るのは3回目です。2回目は5年前の2月に雪の永平寺を見学しました。今回は緑いっぱいの永平寺となりました。
9時に到着、最初に座禅体験となりました。
広い僧堂で若い雲水にいわれるまま男女別に一列に並び、座蒲の上に座り、結跏趺坐の形で足を組みます。私は足が太くうまく組めないのであぐらをかくしかありませんでした。
手は法界定印といわれる両手の親指と人差し指で卵のような形を作ります。あごを引き、口を結び、肩の力を抜いて、背筋を伸ばします。目は半開きにして1メートルほど先に視線を落とします。呼吸は鼻呼吸です。
私は姿勢が崩れたため、真っ先に警策(平たい棒)で肩をバシッと撃たれました。打たれた人は3人だけでした。
私たちは体験座禅のため20分ほどで終わりました。座禅体験は初めてでしたので大変貴重な体験となりました。
そのあとは永平寺の建物を参詣ルートに従って回りました。ここは修行道場なので国宝級の仏像や絵画などはありません。写真を撮るのは自由ですが決して修行中の僧侶にはカメラを向けないよう注意を受けました。
廊下の階段です。前回2月に来たときも修行僧は素足で歩いていました。
食事を作る大庫院前の大すりこぎです。
11時に永平寺を出発、北陸自動車道で武生の越前そばの里へ向かいました。
昼食は越前そばの里で福井名物の越前おろしそばをいただきました。さっぱりしたおいしいそばでした。焼き鯖寿司がついていました。
12時20分に一般道で池田町の足羽川渓谷に向かいました。12時50分足羽川渓谷の駐車場に着きました。
渓谷の遊歩道を通ってかずら橋に向かいました。
かずら橋は徳島県三好市の祖谷のかずら橋が有名ですが、バスガイドさんの話では池田町のかずら橋は観光の目玉として祖谷のかずら橋をお手本にしてつくられたとのことでした。
祖谷のかずら橋はおととしの8月の阿波踊り見物の際訪れて渡りました。大勢の人が詰めかけていたため、橋まで待ち行列ができていました。橋の上も押し合いへし合いといった感じでした。
池田町のかずら橋は私たち以外にはほとんどわたっている人はいませんでした。橋は2つともよく似ていましたが、池田町の橋のほうがやや幅が広く、橋げたの間隔がやや狭くできていました。
怖さはは祖谷のかずら橋のほうがあります。祖谷は渡る人が多いため一方通行ですが、池田町は往復しても構いません。
次の観光は大野市の大野城見物でした。
14時10分大野城の駐車場に到着しました。大野城はちょっとした山の上にありました。
ここは天空の城と呼ばれています。1年に数回条件がそろうと、霧で城がまるで天空の中に浮かび上がるように見えるのでそう呼ばれているそうです。
天空の城は兵庫県の竹田城跡が有名ですが、かずら橋同様、これも福井県にもありました。
今日の最後の観光地は平泉寺白山神社でした。
平泉寺白山神社は白山信仰の越前側の禅定道の拠点として、最盛期には48社36堂6千坊、僧兵8千人の巨大な宗教都市を形成したと言われています。今はそんな面影は見えませんでしたが、苔が美しく参道も見事でした。
この参道は1986年「日本の道100選」に選ばれています。
17時にホテルに戻り、温泉に入って、バイキングの夕食をいただきました。
夕食時のお酒は昨日は日本酒、今日はワインを楽しみました。
| 固定リンク | 0
コメント