歌舞伎教室は3回目の義経千本桜(NO.829)
平成27年7月8日あけぼの会で国立劇場の第88回歌舞伎教室を鑑賞しました。
先月に続いての国立劇場です。今回も高校生と一緒でした。
まず中村満太郎による解説がありました。今回はそのあとの歌舞伎が6月の壺坂霊験記より時間が長いので、解説は20分ほどでした。高校生が舞台に呼ばれることはありませんでした。
今月の出し物は「義経千本桜」の「渡海屋の場」「大物浦の場」でした。
主人公の渡海屋銀平実は新中納言知盛、銀平女房実は典侍の局、義経、弁慶、銀平娘実は安徳帝、相模五郎などが登場して物語を繰り広げます。主人公の銀平は尾上菊之助(尾上菊五郎の長男)が勤めました。
なかなか見ごたえのある感動的なお芝居でした。
実は歌舞伎教室で義経千本桜を見るのは3回目です。
4年前の平成23年6月には義経千本桜の「河連法眼館の場」を鑑賞しました。佐藤忠信と源九郎狐を中村翫雀(坂田藤十郎の長男)が演じました。
同じ年の7月は今回と同じ「渡海屋の場」「大物浦の場」でした。銀平に扮したのは4代目尾上松緑(大河ドラマ「花の生涯」で有名な2代目尾上松緑の孫)でした。
前回と今回で同じ役者が同じ役で出ていました。弁慶の市川団蔵と相模五郎の坂東亀三郎です。
義経千本桜は歌舞伎教室に適した演目なのかもしれません。
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