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2015年9月24日 (木)

グレートトラバース2の2百名山一筆書きが楽しみ(NO.849)

 昨年九州屋久島の宮之浦岳から北海道利尻島の利尻岳までの日本百名山を、208日と11時間をかけて一筆書きで人力踏破した田中陽希さんが、今年は日本2百名山を一筆書きで人力踏破しています。

 日本2百名山は深田久弥があまりにも険しく奥が深いと言って百名山から外した41座と、深田久弥を慕う人たちが山の「品格、歴史、個性」から選んだ59座の合計百の名山です。

 百名山より人が登ることが少なく、奥深いため、百名山よりも困難な登山となります。百名山は総移動距離7800キロ、累積標高差10万メートルでしたが、2百名山は総移動距離8000キロ、累積標高差11万メートルとなっています。

 NHKでは今年の2百名山一筆書きをグレートトラバース2として放送しています。

 昨年は南から北へ向かっての一筆書きでしたが、今年は5月25日に日本最北端の北海道の宗谷岬を出発、九州最南端の佐多岬がゴールとなっています。逆コースなのでまた違った季節の自然が出てくることでしょう。

 NHKではBSプレミアムで8月1日に「第1集:春~初夏・北海道の山」を、9月12日に「第2集:夏・東北~新潟18座に挑む」を放送しました。あと4集、全部で6回の放送になる予定です。

 田中陽希さんは現在長野県と静岡県にまたがる赤石山脈の山に挑戦しています。元気で目標が達成できることを祈っています。

 そして今後4回の放送が楽しみです。

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2015年9月20日 (日)

安全保障関連法成立(NO.848)

 平成27年9月19日未明、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法が参院本会議で、自民、公明、元気、次世代、改革の各党などの賛成148票、民主、維新、共産、社民、生活の各党などの反対90票で成立しました。

 安保関連法は下記の構成になっています。

現行10法を改正する一括法

・自衛隊法

・国連平和維持活動(PKO)協力法

重要影響事態法

・船舶検査活動法

・武力攻撃・存立危機事態法

・国家安全保障会議(NSC)設置法

・米軍等行動円滑化法

・特定公共施設利用法

・外国軍用品等会場運輸規制法

・捕虜取扱い法

新法

・国際平和支援法

 の2本からなっています。

 これにより自衛隊に海外派遣を随時可能にでき、自衛隊が米軍を支援する活動を日本周辺だけでなく地理的制限をなくし、弾薬の提供を解禁しました。

 重要事態に至らない平時でも

・日常的な警戒監視・情報収集

・弾道ミサイル発射への対処

・海賊対処活動

・海外邦人の救出

 などが対象に加わりました。

 この法案については私はあまり理解できていませんでした。しかし国会周辺では連日デモが続いたり、マスコミもそれぞれの立場で取り上げていました。違憲論争も活発でした。

 しかし例によって国会でのドタバタが繰り返されて法案は成立しました。

 そこで新聞各紙の社説を見てみました。読売は紙面とネットの社説が違っていましたが、他の社説はネットで読んだものです。

 読売、産経、日経の3紙は安保法案成立を歓迎していました。

<読売>抑止力を高める画期的な基盤だ「積極的平和主義を具現化せよ

<産経>新安保法成立 戦争抑止の基盤が整った 国民守る日米同盟の強化 

急げ

<日経>どう使うかで決まる安保法の評価

 ただ3紙とも国民への説明や国民の理解を得る努力を怠らないよう注文を付けていました。

 朝日、毎日の2紙は安保法成立は許せないと論じていました。

<朝日>安保法制と民主主義-新たな「始まり」の日に

<毎日>安保転換を問う…法成立後の日本

 朝日は例によって自分の立場で語らず、第三者的な論評です。毎日はまじめに取り上げています。

 いずれにしても日本の平和と安全は自分達が中心になって守っていかなければならないのではないでしょうか。

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2015年9月19日 (土)

大野耕一さんから8冊目の本をいただく(NO.847)

 平成27年9月17日友人の大野耕一さんから手作りの本をいただきました。「湘南暮し」と題する美しい本です。

  大野さんは今まで8冊の本を出しました。原稿書き、PCへの入力、印刷、装丁、製本をすべて手作りします。

  私も大野さんにならって3冊手作りしましたが、手間と時間が結構かかりました。出版社に依頼すると費用が掛かります。手作りだと費用が掛からないうえに、作っていく楽しみが味わえます。大野さんも「完成した時の喜びや感激は一入りです」と述べていました。

  大野さんの8冊の本です。

 1. オーストリア、音楽の旅  平成5年8月

 2. イタリア、こころの旅      平成8年5月

 3. フランス、美術の旅    平成10年10月

 4. ドイツ、再び音楽の旅   平成13年8月

5. スイス、大自然の旅    平成16年7月

 6. 下町育ち          平成23年4月

 7. 句集 端棒    大野耕一 平成24年10月

        枇杷の花 大野明子

 8. 湘南暮し          平成27年10月

  最初の5冊はタイトルからわかるように奥様との旅行記です。それぞれ目的を持ってツアーを選んでいます。7冊目は本人と奥様の俳句集。6冊目と8冊目はエッセイを集めたものです。

  大野さんの本は、私のつたない本と比べると、まるでプロが作ったように見事に仕上がっています。しかも1冊ごとに進化がうかがえます。内容や装丁が冊数を重ねるごとに洗練されたものになり、写真やスケッチや俳句が見事にに挿入されています。

  大野さんから頂いたお手紙には次のようにつづられていました。

  「私はこの8月に満80歳になり、傘寿を迎えました。これを機に、自分史の後編『湘南暮し』を上梓しました。前篇の『下町育ち』は、生まれ故郷の東京都中央区湊町での生活を中心に編集しましたが、本編では、大磯・平塚など湘南に移り住んでからの、主として趣味の世界を描写しました。

  自分史と言っても、いつ生まれて、何歳の時に何をしたというものでなく、人生経験の中のいくつかのエピソードをエッセイ風に綴り、それに俳句を添えて、『自分史的俳句集』としてまとめたものです。」

  これからも大野さんのご活躍をお祈りいたします。

 なお大野さんのホームペジです。

http://homepage3.nifty.com/k-ohno/

 

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2015年9月 9日 (水)

小川えみさんのアカペラコンサート(NO.846)

 平成27年9月8日、あけぼの会の9月の例会の行事として「小川えみさんのアカペラコンサート」を柏の銀座アスターで中華料理をいただきながら楽しみました。

 小川えみさんは、毎年「新春ソプラノ・テノール・ピアノライブショー」に出演いただいているソプラノの歌姫です。

 あけぼの会は会員の皆さんの高齢化で今年で解散します。来年はライブショーが楽しめないということで、会長が企画したものなのでしょう。

 ライブショーはナプシャルズ南柏(日本閣南柏)で行ってきましたが、今回は会長の奥様の提言で銀座アスターでの開催となりました。

 参加者は小川えみさんを含めて26名、3卓のテーブルを囲みました。

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 第1部はなつかしの歌です。

 ・叱られて

 ・鐘が鳴ります

 ・宵待ち草

 ・この道

 ・荒城の月

 ・椰子の実

 ・松島音頭

 ・曼珠沙華

 ・箱根八里は

 今回は聴くだけでなく、会場の皆さんも声を出して歌いました。そのためにえみさんが歌詞カードを用意してくれていました。

 第2部は恋するオペラでした。

プッチーニの世界として

 ・ある晴れた日に

 ・私のいとしきお父様

 ・愛に生き、歌に生き

テノールアリア集として

 ・妙なる調和

 ・星は光ぬ

 ・誰も寝てはならぬ

を唄ってくれました。

 小川えみさんは新年のライブショーの厳かな雰囲気と違い、気楽に、生き生きと楽しんで歌っていました。衣装も次から次へと取り替えて皆さんの目を楽しませてくれました。

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 最後にみんなで「高原列車は行く」と「故郷」を合唱しました。

 お土産には山形県酒田市の山吹饅頭が配られました。

 食事も飲み物もおいしく、えみさんの歌声も、一緒に歌える雰囲気も最高でした。

 会長の家田様ご夫妻、小川えみさんありがとうございました。

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2015年9月 7日 (月)

3回目の「シャウティング フォックス」演奏会(NO.845)

 平成27年9月6日男声合唱団「シャウティング フォックス」の第13回定期演奏会を我孫子市のふれあいホールで聴きました。ふれあいホール1階の看板です。

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 今回も若松ふれあい会の綱川さんから招待いただきました。

 シャウティング フォックスの演奏会を聴くのは3回目になります。前回の演奏会については2013年10月3日の手賀沼通信ブログに載せました。

 演奏が始まると撮影禁止なので開演前に会場の写真を撮りました。開演15分前でしたが大勢のお客さんが入っていました。

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 今回も大久保光哉さん指揮、ピアノ伴奏は長山絵美さんです。

 プログラム第1部は男声合唱組曲「沙羅」でした。初めて聴きましたが、重厚な感じの曲でした。

 第2部は「FOX愛唱曲から」9曲でうち7局はよく知っている曲でした。

 第3部は指揮者の大久保光哉さんの独唱で、「魅惑のロシア歌曲」と題して、チャイコフスキーの3曲、ラフマニノフの2曲をロシア語で歌いあげました。

 プログラムの解説に、「なおこの『第3部・独唱』は『FOXの演奏だけでは≪木戸銭返せ≫との怒号が飛ぶかもしれない』との師匠の周到な心配り(?)から企画されたのかもしれない」とありました。

 第4部はロシア音楽メドレーで「遥かなるロシアの大地」でした。

 若いころ通った「うたごえ喫茶」でよく歌ったロシア民謡が中心の15曲でした。

 2年前の演奏会から皆さんそれだけお年を加えられましたが、その分上達もされた感じを受けました。楽しい演奏会でした。 

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2015年9月 5日 (土)

マイナンバー制度が10月から始まる(NO.844)

 平成27年9月3日マイナンバーの利用範囲を拡大する改正共通番号制度関連法が衆議院本会議で可決成立しました。

 マイナンバーは国民一人一人に12桁の番号が割り振られます。今までは年金や社会保険や納税などには個人に対して別々の番号が振られていました。これをマイナンバーで一括管理し、行政手続きを簡素化を図るとともに、暮らしを便利にするというのが目的です。

 マイナンバー制度は、税、社会保障、災害の3分野を中心として運用が始まります。

 私は具体的な使い方はまだよく理解できていませんが、大まかな想定スケジュールは読売新聞では次のようにでていました。

・2015年10月5日

 -番号が決定

 -自治体が通知カードを順次郵送

  会社員やパート、アルバイトは勤務先に番号提示

・2016年1月

 -マイナンバーの利用開始

  関係機関に番号提示

 -希望者にマイナンバーカード交付

  運転免許証などと同じ様に身分証明に使える

・2017年1月

 -国の機関が連携

 -専用サイト「マイポータル」開設

・2017年2~3月

 -確定申告で利用

・2017年7月

 -地方自治体と連携

  多くの公的な手続きがカード1枚で可能に

・2018年1月

 -預金口座(任意)

・2018年4月

 -マイナンバーカードを健康保険証として利用可能に

 

 マイナンバー制度はアメリカの社会保障番号など、多くの国で利用されています。

 日本ではマイナンバー制度が導入されるまでに時間がかかりました。大平内閣は国民に番号を振る「グリーンカード」の導入を決ましたが、商工業者などが反発、党内にも反対論があって実現しませんでした。

 アメリカでは社会保障番号の不正使用などの問題も出ており、日本でも利用方法は慎重に進めていく必要があると思います。

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2015年9月 2日 (水)

森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長は辞任すべき(NO.843)

 平成27年9月1日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会はアートディレクター佐野研二郎氏のデザインした東京オリンピックの大会エンブレムの使用を取りやめることにしました。

 佐野氏のエンブレムがベルギーの劇場のロゴマークに似ており、盗聴の疑惑がもたれていました。佐野氏はビール会社のキャンペーン商品のデザインも手がけましたが、そこでも他人の作品と酷似していることが判明しました。「国民の理解が得られない」というのが組織委員会が取りやめた理由です。

 オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場についても、キールアーチを目玉とするザハ・ハディドのデザインを採用したものの、建築費用があまりにも高すぎ、これも「国民の理解が得られない」として採用を中止し、新しい設計を公募することになりました。あまりにもお粗末です。

 この東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長は元首相の森喜朗氏です。ところが、この両方の問題に、始めから終わりまで森喜朗氏の姿が見えてこないのです。

 今日の読売新聞のエンブレム取り下げの記事にも、武藤組織委員会事務総長や竹田JOC会長の発言は報道されていましたが、森喜朗委員長の発言は見られませんでした。

 しかしどちらの問題でも、一番の責任者は森喜朗会長のはずです。森喜朗会長のリーダーシップ、責任感、行動力は全く感じられませんでした。

 新国立競技場のやり直しを決めたのも安倍総理でした。

 なぜこんな人が会長になったのでしょう。誰かが推したのか、自分で売り込んだのか、まったくミス人事としか言えません。

 2つの問題の責任を取り即刻辞任すべきと考えます。政治家なら自分の進退は自分で決めるべきでしょう。

 森喜朗氏が首相だった時、アメリカの潜水艦がハワイ沖で日本の高校生の練習船「えひめ丸」に衝突し、9名が死亡する事件が起こりました。そのニュースはすぐ首相に伝えられましたが、首相は何事もなかったようにゴルフを続けました。首相としての使命感はありませんでした。

 東京オリンピックを無事成功させるには、責任感、指導力、実行力を備えたもっと若い人を組織委員長にするべきと考えます。

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2015年9月 1日 (火)

日本橋クルーズを楽しむ(NO.842)

 平成27年8月29日わいわい楽遊会で日本橋クルーズを楽しんできました。

 わいわい楽遊会は千葉県生涯大学の卒業生を中心に、「歩き」と「飲み食い」を楽しむ男性グループです。毎回幹事がいろいろ工夫を凝らし、一味違った楽しみを提供してくれます。

 参加者は10名、雨模様のお天気でしたが、暑くなく快適なクルーズでした。

 クルーズ船は日本橋のたもと、三越デパートの筋向いの双十郎河岸の船着き場から出発します。双十郎河岸は2011年の日本橋架橋100年祭の時に、市川団十郎と坂田藤十郎がこの船着き場から船に乗ったので、双十郎河岸となったとのことです。

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 船は40人乗り、橋の下をくぐるので屋根はついていません。霧雨が降っていたのでカッパをくれました。屋根つきの船もありましたが、船内窮屈かもしれません。

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 受付です。

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 桟橋の入り口と桟橋です。

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 日本橋川の桟橋を出て一度日本橋をくぐり、Uターンしてまた日本橋をくぐりました。

 橋のアーチの一部に関東大震災の傷跡が残されていました。

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 日本橋の次は江戸橋です。橋をくぐるときはぶつからないかと思わず頭を下げます。

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 亀島川に入り、霊岸橋をくぐりました。

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 亀島橋を過ぎると右岸は八丁堀です。江戸時代ここには江戸の治安を守る与力や同心が住んでいました。

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 鉄製の南高橋をくぐると隅田川です。

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 昔大川と言われただけあって急に視界が開けました。

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 間もなくUターンして隅田川をさかのぼります。

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 カーブしている中央大橋をくぐり、永代橋を過ぎて清州橋の手前でUターン、私が現役時代勤めたビルの前を通って豊海橋をくぐりました。

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 ここからまた日本橋川です。日本橋川にはいろいろな船が係留されていました。

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 日本橋川は東京オリンピックの前に首都高速道が作られる際、適当な場所がなかったため、川の上を高速道で覆われてしまいました。それ以来青空のない川、青空のない橋になってしまいました。

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 今高速道を取り払う運動が地元の人たちによって行われています。

 45分の船旅でしたが、新鮮で興味深い時間を過ごすことができました。

 そのあと神田まで歩き、山形県のお酒や料理が楽しめる居酒屋「樽平」で一杯やりました。

 幹事さんありがとうございました。

 

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