マイナンバー制度が10月から始まる(NO.844)
平成27年9月3日マイナンバーの利用範囲を拡大する改正共通番号制度関連法が衆議院本会議で可決成立しました。
マイナンバーは国民一人一人に12桁の番号が割り振られます。今までは年金や社会保険や納税などには個人に対して別々の番号が振られていました。これをマイナンバーで一括管理し、行政手続きを簡素化を図るとともに、暮らしを便利にするというのが目的です。
マイナンバー制度は、税、社会保障、災害の3分野を中心として運用が始まります。
私は具体的な使い方はまだよく理解できていませんが、大まかな想定スケジュールは読売新聞では次のようにでていました。
・2015年10月5日
-番号が決定
-自治体が通知カードを順次郵送
会社員やパート、アルバイトは勤務先に番号提示
・2016年1月
-マイナンバーの利用開始
関係機関に番号提示
-希望者にマイナンバーカード交付
運転免許証などと同じ様に身分証明に使える
・2017年1月
-国の機関が連携
-専用サイト「マイポータル」開設
・2017年2~3月
-確定申告で利用
・2017年7月
-地方自治体と連携
多くの公的な手続きがカード1枚で可能に
・2018年1月
-預金口座(任意)
・2018年4月
-マイナンバーカードを健康保険証として利用可能に
マイナンバー制度はアメリカの社会保障番号など、多くの国で利用されています。
日本ではマイナンバー制度が導入されるまでに時間がかかりました。大平内閣は国民に番号を振る「グリーンカード」の導入を決ましたが、商工業者などが反発、党内にも反対論があって実現しませんでした。
アメリカでは社会保障番号の不正使用などの問題も出ており、日本でも利用方法は慎重に進めていく必要があると思います。
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