原巨人監督ありがとう(NO.856)
平成27年10月19日プロ野球原巨人監督は記者会見で引退を表明しました。
原監督は会見で「ここ3年ほどチーム力は落ちてきている。新しいリーダー、監督に託すほうが正しい選択だと思い、こういう形になった」と語りました。
今年は最後までヤクルトと激しい優勝争いを戦い、1.5ゲーム差で2位となりました。さらにクライマックスシリーズでもヤクルトに敗れて日本シリーズ進出を逃しました。
怪我人続出のうえ、チーム打率リーグ最下位、打撃ベスト10に1人も入っていない貧打のチームで、最後まで優勝を争ったのは、原監督の采配のおかげと言えると思います。
しかし、昨年までリーグ3連覇とは言え、1昨年は日本リーグで楽天に3勝4敗で敗退、昨年はリーグ優勝しながら、クライマックスシリーズで阪神に負け、今年はリーグ2位というのは、常に優勝を期待されている巨人の監督としては、責任を取らざるを得なかったのでしょう。
原監督は2002年長嶋監督のあとを受けて巨人の監督になりました。その年、就任一年目でリーグ優勝、日本一になりました。しかし翌年3位となったため責任を取って辞めざるを得ませんでした。
ところがあとを継いだ堀内監督がさらにひどい成績だったため、2006年に監督に復帰して今年まで10年監督を勤めました。
12年間の成績は日本一3回、リーグ優勝7回(日本一3回を含む)、2位1回、3位3回、4位1回となっています。素晴らしい成績です。
それと忘れてはならないのは、2009年には第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)で日本代表監督としてチームを連覇に導いています。
原監督、本当に長い間ご苦労さまでした。ありがとうございました。
巨人の歴代監督を勝利数の順番に5番目まで並べてみました。
監督名 勝利数 年数 優勝回数 日本一回数
・川上哲治 1066 14 11 11
・長嶋茂雄 1034 15 5 2
・原辰徳 947 12 7 3
・水原茂 881 11 8 4
・藤田元司 516 7 4 2
なお、原監督の後任には高橋由伸外野手兼打撃コーチが挙がっています。それには現役を引退する必要があるでしょう。巨人の監督は兼任では務まりません。中日とは違います。
私は本人の事情が許せば松井秀喜さんがベストと思います。だめなら桑田真澄さんにやらせてみてはと思っています。
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