スポーツ界での恥ずべき2つの行為(NO.864)
日本のプロ野球界とロシア陸連で2つの恥ずべき行為が発覚しました。
1.プロ野球巨人軍の3選手の野球賭博
平成27年11月10日、日本プロ野球の熊崎コミッショナーは巨人軍の福田聡志、笠原将生、松本竜也の3投手を、野球協約180条に基づき無期の失格処分とする裁定を出しました。そして巨人軍に対しては制裁金1000万円を科しました。
これを受け巨人軍は3選手との契約を解除しました。
3選手はプロ野球、高校野球、マージャンなどで10試合から30試合でかけをし、賭博行為を行っていました。3選手の賭博相手の2人は野球賭博常習者と言われています。3選手らは球場のロッカールームで金銭をかけてトランプをしていたとも報道されています。
ほかの選手や監督やコーチや球団の職員などはそのようなことが行われていたことを知らなかったのでしょうか。ちょっと信じられません。
巨人の選手は「球界の紳士たれ」と言われて、ひげを伸ばしたり、長髪にしたりするのを禁じられています。
巨人を長年応援していたファンとしては裏切られた感じです。
巨人は賭博行為が発覚したあと、クライマックスシリーズに出ました。もしこれが高校野球なら一定期間試合停止になります。
球団代表が引責辞任したり、ナベツネ最高顧問他、数名の役員が役員報酬を全額または50%を一定期間返上したりしていますが、球団をあげて信頼回復に全力を尽くしてほしいと思います。
2.ロシアが国ぐるみでドーピングの疑惑
平成27年11月9日世界反ドーピング機関(WADA)の独立委員会が、ロシアが国ぐるみでドーピングを行っていたとする調査報告書の全容を明らかにしました。
国際陸上競技連盟(IAAF)はロシア陸連の事情聴取に乗り出し、結果によっては来年8月のリオデジャネイロオリンピックの陸上競技に、ロシア選手が出場できない可能性があります。
WADAは10日、モスクワにあるWADA公認検査機関の公認を取り消しました。
報告書によると、昨年2月に行われたソチオリンピックから同機関の責任者を務めていたロドチェンコ氏らが組織的ドーピングの中心的役割を担っており、陽性反応を隠ぺいする見返りとして選手に金銭を要求していたとされています。
ロシアのムトコ・スポーツ相はロドチェンコ氏を解任しましたが、スポーツ省の関与については触れていません。
プーチン大統領はドーピングは個人の責任であり、政府は関与していない、ドーピングに関係ない選手はオリンピックに参加させるべきだと述べました。
真相がどこまで明らかにされるかわかりませんが、スポーツ界への影響は大きく、断固とした処分がなされるべきと考えます。
| 固定リンク | 0
コメント