文楽鑑賞教室に行く(NO.870)
平成27年12月8日あけぼの会の最後の行事として国立小劇場の第47回文楽鑑賞教室を楽しみました。
あけぼの会では数年前から12月に文楽鑑賞教室に参加していましたが、私は今回が初めてです。あけぼの会の最後の集まりということで参加しました。15名のメンバーが集まりました。
あけぼの会は中学生や高校生のための文楽鑑賞教室に家田会長の努力で入らせてもらっています。
今回の構成は「人形浄瑠璃二人禿」「解説文楽の魅力」「人形浄瑠璃三十三間堂棟由来 鷹狩の段 平太郎住家より木遣り音頭の段」でした。
「二人禿」は少女の人形が三味線と浄瑠璃の歌に合わせて踊りました。特にストーリーはありません。
「文楽の魅力」では、人物の台詞・心境や物語の状況を表現する「太夫」のかたり、「三味線」の音楽、生きているかのように人形を操る「人形」について、実際の状況を再現しながらわかりやすく解説してくれました。文楽では「太夫」「三味線」「人形」を三業というそうです。
「人形」は頭・顔にあたるかしらと右手を操作する「主遣い」、左手を操作する「左遣い」、足を動かす「足遣い」の3人で1体の人形を操ります。一般的には、足遣い、左遣いをそれぞれ10年以上経験して主遣いになるようです。
「三十三間堂棟由来」は時代物の名作で、平家の武士や白河法皇を登場させながら、前世からの因縁や親子の情愛を描いており、ほろりとさせてくれました。
文楽も日本の芸術の伝統を受け継ぐ素晴らしいものという感じを受けました。
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