2015年国勢調査初の人口減少(NO.891)
平成28年2月26日、2015年の国勢調査の速報値が総務省より発表されました。
昨年10月1日現在の日本の総人口は1億2711万47人(男性6182万9237人)、女性9528万810人)で、10年前の国勢調査より94万7305人(0.7%)減りました。
総務省の人口推計では日本は2011年から4年連続で人口減少が続いているとみられてきました。今回の調査で日本の人口減が初めて裏付けられました。国勢調査で人口減が記録されたのは1920年(大正9年)の国勢調査開始以来初めてのことです。
10年前の調査と比べると、人口が増えたのは、東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏と愛知、滋賀、福岡、沖縄の合計8の都県で、39の道府県で人口が減っています。首都圏への一極集中が顕著になっています。
ここで人口の経緯を見てみましょう。これは国勢調査ではなく国立社会保険・人口問題研究所の統計によっています。
・1915(大正2)年 約5131万人 今から100年前
・1937(昭和12)年 約7063万人 私の生まれた年で日中戦争が始まった年
・1945(昭和20)年 約7215万人 太平洋戦争終戦の年
・1964(昭和39)年 約9718万人 東京オリンピック開催の年
・1967(昭和42)年 約1億20万人 人口が初めて1億人を超えた年
・2008(平成20)年 約1億2031万人 人口がもっと多くなった年
2009年から減りはじめ、2010年に多少増えましたが、2011年からは連続して減っています。
2060年には人口問題研究所は約8674万人まで減ると予測しています。これは1953(昭和28)年とほぼ同じ人口です。私の高校時代です。
少子化をストップする道はこれからの若者の行動にかかっています。
「若者よ現実を理解し、結婚して子供を産め」と声を大にして言いたいです。
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