国立西洋美術館が世界文化遺産に(NO.933)
平成28年7月17日、上野の国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」が、ユネスコの世界文化遺産に登録されることが決まりました。
ユネスコの世界遺産委員会はトルコのイスタンブールで開催されていましたが、トルコ軍部の一部によるクーデター未遂事件のため、1日決定が伸びました。
「ル・コルビュジエの建築作品」はスイス生まれのル・コルビュジエ(1887~1965年)による17の建築群です。フランスに10作品、スイスに2作品、ドイツ、ベルギー、アルゼンチン、インド、日本に各1作品があります。
1959年に完成した国立西洋美術館はコルビュジエが構想した「無限成長美術館」を具現化した建物です。四角い渦を大きくしていくように、らせん状に増築できる設計などの特徴があります。
「ル・コルビュジエの建築作品」はフランス政府が主導して共同推薦していました。大陸をまたいだ作品群が1つの世界文化遺産として登録されるのは初めてです。
これで日本の世界文化遺産は16件、世界自然遺産は4件で世界遺産合計20件となります。
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