平成28年9月10日プロ野球セントラルリーグの広島東洋カープが、東京ドーム球場で読売ジャイアンツを6対4で破り、25年ぶりにリーグ優勝を果たしました。
広島カープは特定の親企業を持たない市民球団です。赤ヘル軍団は以前からの呼び名の一つですが、最近ではカープ女子などという言葉も生まれました。
広島は昨年はおしいところでクライマックスシリーズを逃して4位でした。今年から投手の中心であった前田健太が抜けて優勝候補にはのぼっていませんでした。
ところが5月下旬から首位を独走、2位巨人に15ゲームの大差をつけて優勝しました。
12球団中もっとも優勝から遠ざかっていたチームがなぜぶっちぎりで優勝したのでしょうか。
以下は私の独断です。なお数字はすべて9月10日現在のものです。
まず2015年にメジャーリーグから復帰した黒田博樹と阪神から復帰した新井貴浩の存在が大きいと思います。おそらく2人が投打を引っ張っていたのではないでしょうか。
投手ではジョンソン、野村祐輔がともに14勝と活躍しました。
打者では大ブレークした鈴木誠也や菊池涼介の活躍が大きかったと思います。
チーム打率は昨年のリーグ5位から.275のリーグ1位となりました。ホームランも昨年から39本増えてリーグ最多の144本です。
試合運びは粘り強くあきらめないため逆転勝ちが増えました。これには監督やコーチによる意識改革が作用しているのではないかと思います。
広島は1950年に球団が発足、初優勝したのは25年を過ぎた1975年でした。新任の古葉竹識監督が率いました。
それから1986年までは黄金時代でした。4回のリーグ優勝と3回の日本一を成し遂げました。山本浩二や衣笠祥雄などが活躍していた時代です。
そして1991年山本浩二監督で優勝してから覇権に遠ざかっていたのです。
私は巨人ファンですが、阪神、広島も応援しています。巨人が優勝できないときはどちらかの優勝を願っています。
パリーグでは特に1つの球団は応援していませんが、ソフトバンク、日本ハム、楽天、ロッテが勝つことを願っています。
巨人は諦めることなくクライマックスシリーズから這い上がって、日本一になることを祈っています。
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