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2017年1月 9日 (月)

保育所建設に近所の人は前向きに対応を(NO.982)

 今、少子高齢化が日本の大きな問題になっています。これを防ぐためには国民全員が考え、協力する必要があります。

 保育所の待機児童を減らし、子供を産んでも母親が働きやすい社会をつくることも、その対応策の一つです。

 平成29年1月8日の読売新聞のトップページに、「子供の声うるさい」「保育所苦情 自治体75% 開園中止・延期も」という見出しで、次のような記事が載っていました。

 「保育施設の子どもらが出す音や声を巡り、『うるさい』との苦情を受けたことがある自治体が、全国主要自治体のうち109自治体(約75%)に上がることが、読売新聞の調査でわかった。苦情が原因で、保育施設の開園を中止・延期したケースも計16件あり、施設の整備や運営が年々難しくなっている状況が浮き彫りになった。」

 確かに子供の声をうるさいと感じる人はいると思います。私も現役時代電車に乗っているとき、遠足などに行く児童が大勢乗ってきたときには、うるさいと感じて別の車両に移ったこともありました。

 ところが10年ほど前から、我孫子第一小学校の子どもたちの下校見守りを始めて以後、子供の声をうるさいと感じなくなりました。

 我が家の周りは老人ばかりで、子供の声が聞こえません。子供の声が聞こえてきたらよいのにと感じるようになりました。

 考えてみれば私たちが子供のころは、一家の子どもが4人とか5人とかいて、どこの家も子供の声であふれていました。親たちから「うるさい、静かにしろ」とか、「外で遊んで来い」などとよく叱られましたが、子供の声が社会問題になったことはなかったと思います。

 今は世の中が変わってきたので、一概に子供の声を我慢しろとは言えませんが、保育所建設に当たっては、自治体と保育所と地域の人たちがよく話し合い、建設を前提として前向きな解決策を見つける努力をするべきと考えます。

 当日の読売新聞には、話し合いで解決した例も出ていました。

 私の友人が自治会の会長をしていたとき、近くの高校のそばに住んでいた人から、吹奏楽部の練習の音がうるさいので何とかしてほしいと言われたとこぼしていました。

 道路のそばに住んでいる人は車の音がうるさいはずです。それを自治会長にいっても仕方ありません。

 大人は我慢することの手本を示すことも肝心と思います。 

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