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2017年4月14日 (金)

屋久島紀行-その1(NO.1010)

 平成29年4月10日から12日まで、阪急交通社トラピックスの「世界遺産 屋久島紀行3日間」というツアーに妻と参加しました。

 羽田空港の集合が12時30分、羽田空港への帰着が16時10分という高齢者にとっては楽な日程です。私の80歳の傘寿のお祝いに妻からのプレゼントの旅行でした。

 屋久島は妻のあこがれの島です。私にとっても山田洋次監督の学校ⅣやNHK放映のグレートトラバースの最初の百名山が宮之浦岳でおなじみの島です。

 「ひと月に35日雨が降る」と言われるくらい雨が多い島なので、雨具は傘だけでなく、山登りをしていたころのレインウェアを荷物に加えました。天気予報をチェックすると最初の2日間は雨になっていました。

第1日 4月10日(月) 晴れ(東京)のち雨(鹿児島、屋久島)

 羽田空港で昼食をとることを考えて少し早めに家を出ました。上野東京ラインが開業してからは、モノレールでなく品川から京浜急行を利用しています。

 11時30分にツアーデスクの受付を済ませ、手荷物検査をした後、搭乗口の前の椅子で弁当を食べました。

 13時20分羽田発、ボーイング767はほぼ満席でした。15時15分鹿児島空港着。羽田を出るときは晴れていましたが、鹿児島空港は雨でした。

 JACの屋久島便の出る17時まではかなり待ちますが、その待ち時間を長く感じさせない事態が発生しました。

 フライトスケジュールを見ると17時発の屋久島行きは「天候調査中」になっていました。

 JALのサービスカウンターに行き、どうなるか聞きました。JACの屋久島行きは1日3便あるが、前の2便は欠航、今の時点では17時発は飛ぶかどうか不明とのことでした。

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 阪急交通社から渡された「最終旅行日程表」には、JACが欠航になった場合どうするかの案内は一切乗っていません。阪急交通社に何度も電話したところずっと話中でした。

 屋久島のホテルに電話しましたが、「阪急交通社からの指示は何もない。翌日から観光で利用するバス会社に聞いてみたら」といわれ、屋久島のタクシー会社の電話番号を知らされました。タクシー会社に電話したところ、阪急交通社に聞いてどうするか連絡しますと言われました。

 その直後妻のスマホに阪急交通社から電話が入りました。妻がネットで旅行申し込みをした際、携帯番号をインプットしていたのです。

 「もし17時の飛行機が飛ばなかったら、外に係員が待機しています。その人の指示に従ってください。鹿児島にホテルを用意します」とのことでした。タクシー会社には阪急交通社から連絡が入ったことを伝え、あとは待つしかないと腹をくくりました。

 17時20分前に搭乗が始まりました。とりあえず飛ぶが現地の天候次第では引き返すとのことでした。

 数十メートルほどのところを、バスでタラップまで運ばれました。プロペラ機です。YS11を思い出しました。

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 乗ってから分かったのですが、ボンバルディアDHC8-Q400という機種で74人乗りでした。前便が欠航のため満席でした。

 飛んでからずっと揺れ通しでした。しばらくして機長より、屋久島空港に着陸するとの知らせがありました。窓から見えた屋久島の海は思ったより荒れていませんでした。17時35分屋久島空港に無事到着です。妻と顔を見合わせ、胸をなでおろしました。

 ジャンボタクシーに30分ほど乗り、JR屋久島ホテルに着きました。ホテルは島の南端にあり、窓から少し荒れた海が見えました。

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 19時から屋久島の幸がいっぱいの会席膳をいただき、ビールと焼酎を楽しみました。温泉も立派でした。

 もしJACが飛んでいなかったら、明日からの旅はどうなっていたのでしょうか。スリルいっぱいの旅の初日でした。

 昨年の熊本地震の直前、長崎を旅行しましたが、そのときも悪天候で飛ぶかどうかでハラハラしました。4月の九州旅行は運がついているようです。

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