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2017年4月15日 (土)

屋久島紀行-その2(NO.1011)

 前回に続きます。

第2日 4月11日(火) 雨のち晴れ

 6時に起床、雨と強風、昨日よりも荒れています。

 温泉に入りました。JR屋久島ホテルはぬめり感のあるアルカリ性単純泉の尾之間温泉にあります。雨と強風のため露天風呂は敬遠しました。

 今日の観光は屋久島を1周しながら7か所を巡ります。

 屋久島は円形に近い5角形をしており、淡路島よりやや小さい全国で7番目の大きさの島です。豊かで美しい自然が残されており、島の90%が森林です。

 島の中央部の宮之浦岳(1936m)を含む屋久杉自生林や西部林道付近など、島の面積の約21%にあたる地域がユネスコの世界自然遺産に登録されています。

 人が住んでいるのは主に海岸線にそった場所で、そこを島を1周する道路が通っています。今日はその道路を1周しながら7か所を観光します。雨のためレインウェアを着用しました。

 ツアーの参加者は9名、バスでなくジャンボタクシーがやってきました。まつばんだ交通のジャンボタクシーです。ドライバーは杉さん、ガイド役を兼ねていました。サービス精神満点のガイド振りでした。途中で撮ったタクシーと杉さんです。

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 雨の状態を会社に確かめ、旅のしおりの案内と反対の反時計回りで回ることになりました。

 8時50分ホテルを出発、千尋滝に行きました。タクシー備え付けの傘をさして整備された道をゆくとすぐ滝につきました。

 巨大な花崗岩のくぼみから落ちる落差60mの見事な滝でした。雨のせいで水量もたっぷりありました。

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 滝を見物している間に雨が止んだため、レインウェアを脱ぎました。以後は傘をさすこともなく、曇り空の中を観光しました。

 10時50分白谷雲水峡に着きました。

 白谷雲水峡は標高600m~1050m、面積424ha、屋久杉と照葉樹とシダ、コケ類におおわれた原生的な森林です。

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 杉は倒れてもコケに覆われ、そこに新しい木が芽吹いて、大きな木となります。白谷雲水峡で最大級と言われる二代大杉はその典型でしょう。

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 コケはたっぷりと水を含んでそれが豊かな水源となります。

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 1時間20分ほど整備された歩道と石や木の根っこの出ている山道を歩きました。この山歩きで足の衰えを十二分に知らされました。数年前と比べてもバランス感覚がなくなっていることに気が付きました。

 昼食は文化村センター近くのドライブインでトビウオ定食をいただきました。

 そのあと環境文化村センターで「屋久島の自然」の映写を巨大スクリーンで見ました。圧巻でした。また屋久島のジオラマの前で文化センターの職員から屋久島についての説明を聞きました。

 次に行ったのはウミガメの産卵で有名な永田いなか浜でした。残念ながら今はシーズンではないので亀の姿も人影もありませんでした。

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 それから世界自然遺産区域の西部林道をタクシーを降りて20分ほど歩きました。自然がそのまま残されているのを実感しました。

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 次は日本の滝100選にも選ばれている大川の滝でした。

 滝のすぐそばまで行くことができ、その迫力に驚かされました。落差88mです。滝壺からは大きな水しぶきが起こっていました。

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 最後に行ったのは仲間ガジュマル見物です。仲間集落の入り口に立つガジュマルは自然のトンネルのようでした。

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 ガイドの杉さんは行く先々でペアごとに写真を撮ってくれました。とても丁寧な写真の撮り方でした。

 17時ころホテルに戻りました。

 夕食前に温泉につかり、お土産を買いました。いつもはお土産や不要になった衣類などを宅配便で送るのですが、今回は小さなお土産にしてキャリーバッグに詰めました。

 夕食は昨日と異なる会席膳でした。ビールと焼酎、焼酎は9種類の芋焼酎からから3種を選ぶものを注文しました。妻は好みの麦焼酎でした。

 今日は雨を覚悟していたのですが雨は最初だけ、あとは天候を気にすることなく回れました。今日もついていました。

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