巨人をここまで弱くした犯人はだれか(NO.1029)
平成29年6月19日プロ野球の交流戦が終わりました。
今年もパリーグ56勝、セリーグ51勝、1分け、最高勝率球団は12勝6敗のソフトバンクとなり、パリーグの8年連続勝ち越しとなりました。
ただ、例年に比べるとセリーグは巨人とヤクルト以外はがんばりました。パリーグ勝ち越しの最大の原因は巨人のふがいなさに尽きます。
巨人は交流戦は6勝12敗でした。巨人がせめて9勝9敗のタイならセリーグ54勝、パリーグ53勝とセリーグが勝ち越したのです。巨人は楽天、オリックス、西武に1勝もできず9連敗したのです。リーグ戦からの連敗は13連敗となり、球団創設以来の新記録となりました。
ここまで巨人を弱くした原因は、あくまで私の独断ですが、3つあると思います。
1つはフロントです。フロントは勝つためのドラフトと効果的な戦力補強策をしていません。ここ3年間のドラフト1位の選手は、野手の岡本和真、投手の桜井俊貴、野手の吉川尚輝ですが、いずれも1軍に定着することなくチームへの貢献はゼロです。
今年は大金を投じてFAで、投手の山口俊、森福允彦、外野手の陽岱鋼をとりましたが、今までのところ戦力にはなっていません。代わりに日本ハムに出した大田が巨人戦で2本塁打を含む7安打と大活躍でした。
そのためか6月13日に堤辰佳GMが退任し鹿取義隆新GMが誕生しました。プロ野球選手出身のGM就任は初めてなので今後に期待しています。
2つ目は高橋由伸監督です。1年目の昨年は広島の独走を許しました。今年は出足は良かったのですが、13連敗を喫するなど4位に沈んでいます。
高橋ファンには叱られるかもしれませんが、監督としての情熱と采配と運に欠けていると思います。
何としても勝とうとする熱い思いが伝わってきません。試合後のインタビューも淡々としすぎています。
また選手の使い方も絶不調だった長野を使い続けたり、チャンスでここで代打を出すべきと思った時に投手の大竹を使ってその後逆転されたり、勝負師としての策が見られません。
また勝負師に不可欠の運に見放されたときがありました。もしまた連敗を続けたり、シーズン後クライマックスシリーズに出られないようなら潔く身を引くべきと思います。あとは松井秀喜か桑田真澄か小久保裕紀あたりでしょうか。
3つ目は選手です。合格点を出すとしたら、投手はマイコラスと菅野と田口、野手は坂本とマギーだけです。あとは技術と意欲に欠けています。巨人の選手という甘えが見え隠れしています。シーズン後は減給にすべきと思います。
シーズンもあと半分を残すのみ、長嶋監督時代のミラクルを信じて日本一を目指してほしいと思います。リーグ優勝は無理だとしたら、クライマックスシリーズを制して、日本一は夢ではありません。ロッテがやっています。
| 固定リンク
コメント