天皇退位特例法成立(NO.1027)
平成29年6月9日天皇陛下の退位を実現する特例法が参院本会議で全会一致で可決成立しました。
天皇の退位は明治時代の1889年に制定された旧皇室典範で、終身在位制度となってからは初めてです。
6月10日の読売新聞には、「天皇陛下の退位では2通りのスケジュールが想定される」として次のスケジュールが書かれていました。
・2017年 特例法成立(16日にも公布)
皇室会議の意見を聞いた上で、特例法施行日(退位日)を政令で決定
・18年夏頃 新元号を公表
<その後 1案>
・12月下旬 天皇陛下の退位、皇太子さまの即位
・19年1月1日 改元
<その後 2案>
・3月31日 天皇陛下の退位
・4月1日 皇太子さまの即位、改元
特例法では、退位後の陛下を「上皇」、皇后さまを「上皇后」と呼び、秋篠宮様は後続順位1位の「皇嗣」となります。
退位された現天皇は、現在皇太子一家のお住まいとなっている東宮御所に移られます。
現在皇位継承権を持つ皇族は、皇太子殿下、秋篠宮殿下、秋篠宮のご長男の悠仁さま、(天皇陛下の弟君の常陸宮は現実的ではない)のご3方だけです。また女性の皇族が結婚された場合皇族を離れます。
安定的な皇位継承を図り、また宮家の減少を防ぐ方法を考えていく必要があるようです。
今回採択された付帯決議では、皇族女子が結婚後も皇室にとどまれるようにする「女性宮家の創設等」の検討を政府に求めています。
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