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2017年9月24日 (日)

「琴とピアノの素敵な出会い」を聞きに行く(NO.1057)

 平成29年9月23日我孫子市のアビスタへ「箏とピアノの素敵な出会い」を妻と聞きに行きました。

 このコンサートは孫娘とその父親がピアノを習っている遠藤操先生(ピアノ)と、孫娘の母親の新田知栄(箏)の2人が合奏するというコンサートです。和と洋のコラボライブというサブタイトルがついていました。

 遠藤先生は我孫子の「どれみピアノスタジオ」でピアノを教えています。

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 プログラムは以下の通りでした。

      曲              作曲・編曲

・幻想曲「さくらさくら」        平井康三郎

・千鳥変化(箏ソロ)         水野利彦

・ジブリメドレー(3曲)        

・アラベスク第1番(ピアノソロ)   ドビュッシー

・島唄                  宮沢和史

・きらきら~輝く笑顔に包まれて~ 松下知代

でした。

 アンコールにはドラエもんの曲が演奏されました。

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 こどもから高齢者まで約70人の観客が、約1時間ピアノと箏の音を楽しみました。心が癒される時間でした。

 

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2017年9月21日 (木)

宮尾登美子の自伝小説を読む(NO.1056)

 平成29年8月~9月、宮尾登美子の自伝小説「櫂」「春燈」「朱夏」「仁淀川」とエッセイ「もう一つの出会い」を読みました。

 きっかけは妻から勧められた「蔵」を読んだことでした。面白かったため、私の読書癖が顔をだし、宮尾登美子の代表作を読みつくそうと考えたためです。宮尾登美子の小説は以前「序の舞」と「きのね」を読んだだけでした。

 「櫂」は太宰治賞をもらった出世作で、自分の母親の視点から描いています。

 小説なので登場人物の名前は本名ではありません。しかしWikipediaに出ている宮尾登美子の生い立ちと比べても、かなり実際の生い立ちに近いことがわかりました。

 「櫂」では「芸妓娼妓紹介業」を営む父親とその職業に悩む母親、父親が女義太夫に産ませた子供を引き取りその子供を自分の子供同然にかわいがる母親の苦労が克明に描かれています。

 その子供は小説では綾子となっていますが、綾子が宮尾登美子なのです。父親と母親は離婚、綾子が女学校を受験するため、母親は涙を呑んで綾子を父親の家に送っていくところで終わります。

 そのあとの3冊は綾子つまり宮尾登美子が主人公です。

 「春燈」は綾子が父親と父親の職業に反発しながら女学校を卒業し、家を出て農家の息子で教師の男性と結婚するまでの綾子の心の葛藤を描いています。

 「朱夏」は敗戦の前年に夫のいる満洲へ綾子が乳飲み子の娘をつれて出かけるところから始まります。満州での生活、間もなく敗戦、困窮をきわめながら日本に引き上げてくるまでの苦闘を詳細に描いています。

 行ってから帰るまでのわずか530日間ほどの記録ですが、綾子の苦しさが読む人にストレートに伝わってきます。

 先日なかにし礼氏の自伝インタビューをNHKBS放送で見ましたが、氏も満州牡丹江で6歳の時に敗戦、牡丹江から葫蘆島まで死と隣り合わせの逃避行を経験しました。父親をその途中で失っています。

 葫蘆島から九州に戻ってきたのですが、その時の体験が、のちのヒット曲の作詞に活かされたと言っていました。綾子一家もやはり葫蘆島から日本に帰ってきました。

 「仁淀川」は夫の実家の高知の農家に戻ってきてからの生活が描かれます。農家でのなじめない生活、子供の育児、母の死と父の死、自分の肺結核、そして家を出る決意などです。

 4冊を合わせると文庫本2300ページを超える大作です。これほどの大作の自伝小説を書いた作家は知りません。各ページともびっしりと文字で埋められています。会話の文章はほとんどありません。

 「もう一つの出会い」は農家の夫と離婚したあと、新しい夫と結婚してからの生活や作家として歩んでいく生活がうかがわれるエッセイでした。

 宮尾登美子という作家がどのような背景から生まれたかがよくわかりました。そして女性を主人公とした多くの名作がなぜ生まれたかもわかったような気がしました。

 これからはまだ読んでいない宮尾登美子の小説を読みたいと思っています。

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2017年9月19日 (火)

市から傘寿のお祝い金をもらう(NO.1055)

 平成29年9月18日の敬老の日を前に、市からお祝い金をもらいました。

 民生委員から届けられた手紙には次のように書かれていました。

 「敬老の日を迎えるにあたり、多年にわたって社会につくされたことに対し、心から感謝申し上げます。あなた様の八十歳を祝福し、心ばかりのお祝い金をお贈りいたします。これからもご健康に留意され、お元気に過ごされることを祈念し、お祝いのことばとさせていただきます。 平成二十九年九月吉日 我孫子市長」

 国会議員や地方自治体の議員たちがいろいろな名目で諸手当てをもらっているのを考えると、一生に一度くらいは役所からお祝い金をもらうのもいいかなと思ったのですが、素直には喜べない気もしてきました。

 2015年の簡易生命表では、男性の平均寿命は80.79歳、女性の平均寿命は87.05歳となっています。傘寿は今の日本人には平均年齢以下で、珍しくないお祝いなのです。今はどこの地方自治体も財政は豊かではありません。長寿のお祝いをするなら80歳ではなく88歳か90歳にしたほうがいいのではないでしょうか。

 敬老の日の9月18日の新聞に次のような記事が載っていました。

 「総人口が前年に比べて21万人減る一方、高齢者は57万人増の3514万人、総人口に占める割合は0.5ポイント増の27.7%となり、いずれも過去最高を更新した。高齢者の割合は世界で最も高く、90歳以上の人口も初めて200万人を突破した。(中略)

 高齢化の進展に伴い、社会保障費の伸びをどう抑えるかが課題となっている。来年度予算では約6300億円の自然増が見込まれる。(後略)」

 いま「老老介護」が問題になっていますが、敬老の日も老人が老人を敬う「老々敬老」となってしまうかもしれません。

 なお、お祝い金は9月15に口座に振り込まれているはずですが、まだ銀行に行っていないので確認できていません。

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2017年9月15日 (金)

また厚生年金に支給漏れがみつかる(NO.1054)

 平成29年9月14日の読売新聞朝刊に「年金598億円支給漏れ  基礎年金の上乗せ分」とのトップ記事が出ました。

 また年金行政のミスが発見されたのです。ミスは基礎年金に一定の金額を上乗せする「振替加算」が、1991年以降、元公務員の妻など約10万6千人に、合計約598億円の支給漏れがあったのです。

 年金に関しては2010年に不祥事の多かった社会保険庁が日本年金機構になりました。

 2015年にはサラリ-マンの厚生年金と公務員の共済年金が統合されました。しかし統合後も基礎年金の記録は厚労省所管の日本年金機構、共済年金の加入記録は財務省など所管の各共済組合が管轄するという縦割り組織で維持されています。

 ミスの原因は

 ①日本年金機構と共済組合の連携不足で260億円(5万3千人)

 ②支給対象者の届け出漏れで128億円(1万2千人)

 ③機構のシステム処理上のミスで122億円(3万6千人)

 ④機構での事務処理ミスで89億円(5千人)

となっています。

 年金機構では数年前から問題を掌握しながら放置していました。

 「振替加算」は国民皆年金となった1986年以前に専業主婦などが国民年金に任意加入しておらず年金額が低い人に配慮して1991年に導入されました。夫が受け取っていた加給年金分を、妻が65歳になって基礎年金を受け取るときに「振替加算」として受け取る仕組みです。その振替加算分が支給漏れとなったのです。

 公的年金は改正が繰り返され非常に複雑な制度になっています。受け取る側では間違いがあってもそれを見つけることは困難です。

 制度を運用する側が確実に運用することが必要なのです。そして運用体制も統合が必要と思います。

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2017年9月13日 (水)

孫が日中友好大学生訪中団に参加(NO.1053)

 法政大学に通っている孫が平成29年8月28日から9月2日まで日中友好大学生訪中団の1人に選ばれ中国を訪問しました。

 これは公益社団法人日本中国友好協会が中国駐日本国大使館の要請を受け、「日中友好大学生訪中団 公益社団法人日中友好協会派遣分団」を派遣したものです。

 8月29日には中日国交正常化45周年を記念する「中日大学生千人交流会」が、北京大学で行われました。千人交流会は日本と中国の大学生が北京大学で約500人ずつ参加し、相互理解を深め、中国の生活文化に直接触れ、より客観的に中国を理解することを目的として集まりました。

 千人交流会には中国の劉延東副首相が出席し、基調講演を行ったいました。 劉副首相は、「中日両国が国交を正常化して45年、紆余曲折や厳しい試練を経験したが、各分野での協力が大いに進んで、両国国民、特に若い世代にとってプラスになっている。両国の平和、友好、協力は人々の願いであり、大きな流れである。中日国交正常化45周年と来年の中日平和友好条約締結40周年を機に、4つの政治文書と4つの原則的共通認識を基礎とし、実務協力のレベルを高め、両国関係を正しい方向へ進めて、発展を推進していくべきである」と述べたとありました。

  また日本の福田康夫元首相はビデオで談話を発表しました。

 そして「中日大学生平和友好宣言」が発表されました。

 その後孫たちは貴州省の貴陽に移動して当地の大学生と交歓し、最後に上海で観光して戻ってきました。

 孫は昨年は大学からアメリカに4か月ほど語学留学しています。

 私たちが学生のころは海外に留学するのは選ばれたごく一部の人たちで、夢のような話でしたが、今は簡単に海外に留学できる時代になったことを痛感しました。うらやましい限りです。

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2017年9月 8日 (金)

北朝鮮に対する日本の選択肢は二者択一(NO.1052)

 平成29年9月3日に北朝鮮が核実験を行った後、北朝鮮をめぐる世界の動きは日々めまぐるしく変わっています。

 日米は石油禁輸を含んだ制裁を国連安保理に提案しようと考えていますが、中国とロシアは話し合いによる解決を目指しています。

 石油の禁輸が実現すると、北朝鮮は国が崩壊する可能性があります。日本が真珠湾を奇襲したのは、アメリカが石油禁輸を決定し、日米会談が決裂、軍が暴発したためです。

 もし北朝鮮が石油を断たれたら、金正恩は核弾頭を付けたICBMでアメリカと日本と韓国を同時攻撃する危険性があります。まず狙われるのは東京、沖縄、グアム、ソウルだと思います。その後北朝鮮は抹殺されるかもしれませんが、その前に日米韓は大きな被害と悲劇に見舞われるでしょう。

 それを避けるためには日本の選ぶ道は次のどちらかしかないと思います。

 1つはトランプに乗っかって石油禁輸などといった強硬な提案をやめ、話し合いを主張している中国とロシアに北朝鮮と話し合いをさせることです。安倍さんはその調整役に一役買うことです。

 太平洋戦争開戦の前、欧米から要求された日中戦争の停戦と中国からの日本軍の撤退を軍が呑めなかったように、金正恩もせっかく開発した核とICBMの廃棄をいまさら認めることはないでしょう。

 中国とロシアの役目は、金正恩との話し合いにより、そのいずれかも使わせないよう、またアメリカを挑発しないようにさせることです。それにはアメリカのほうにも北朝鮮を挑発しないような譲歩は必要でしょう。話し合いは中国とロシアにきっかけを作ってもらい、アメリカ、日本、韓国も加わるべきです。

 アメリカは中国やロシアにリーダーシップをとられてメンツを失うかもしれませんが、核戦争の悲劇を避けられれば仕方ありません。

 もう1つの道は日本にも核を持ち込ませて、アメリカの核の傘にすっぽり入ってしまうことです。日本に持ち込んだ核の力により、北朝鮮の日本に対する核使用を抑えることです。

 これには日本の世論の反対が大きいと思いますが、3度目の核被害国になることを防ぐには1つの大きな切り札になると思います。

 安倍首相は1954(昭和29)年生まれ、トランプは1964(昭和21)年生まれ、2人とも太平洋戦争は知りません、あの悲劇も体験してはいません。戦争を軽く考えています。

 金正恩もトランプもある種の狂人です。安倍さんはこの2人に振り回されてはなりません。日本に核が落とされたら東京オリンピックは露と消えてしまうでしょう。

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2017年9月 7日 (木)

自転車を買う(NO.1051)

 平成29年9月5日自転車を購入しました。

 今まで乗っていた自転車の車輪のスポークが錆びて1本取れました。少し前から気づいていました。しかし80歳の年齢なので、もうそんなに長く自転車に乗ることもないだろうからこのまま乗りつぶそうと思っていました。でもよく見てみると、前輪も後輪もすべてのスポークが錆びています。雨ざらしにしていたのが響いているのでしょう。

 このままでは大事故につながる可能性があります。

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 買い物や駅まで行くにはまだまだ自転車が離せません。あと数年しか使いませんが、思い切って買いなおすことにしました。

 我孫子は坂が多いので、できれば電動の補助が付いた自転車が使いやすいのですが、値段と使用年数を考えて24インチの軽い自転車に決めました。

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 今までは3段切り替えになっていましたが、坂できついところは押すことにして、安さを優先させました。税抜き18500円でした。

 バックミラーがあると後ろが安全なので100円ショップで購入して付けてみましたが、まったく使い物になりませんでした。今までの自転車からバックミラーを取り外し、新しい自転車に付けました。錆が目立っていたので、絶縁テープで巻きました。新品と変わらなくなりした。

 今までの自転車と変わったのは、前かごが大きくなったのとライトがLEDになり明るくなったことです。ただ夜はほとんど乗らないのでライトはあまり使いません。

 健康のためできるだけ車や自転車は使わないようにしているので、自転車が新しくなってもその方針は変えないつもりです。

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2017年9月 4日 (月)

「ふれあい塾あびこの公開講座」はすばらしい(NO.1050)

 平成29年9月4日、「ふれあい塾我孫子の公開講座」の夏休みが終わり、9月の講座が再開されました。

 講座のタイトルは「シリーズ”こだわって生きる我孫子の人”⑯ 美しい日本の山-Ⅲ『八ヶ岳』」で、講師は日本山岳写真協会理事 鈴木菊雄氏でした。

 ふれあい塾あびこは平成12年9月に開塾、この9月で17年になります。今まで1122回講座を開催しています。年間約70回ほどです。

 私は平成19年5月より公開講座に出席するようになり、今年で10年になりました。参加した回数は合計298回です。1回目も偶然ですが鈴木菊雄氏の「利根川の山からヒマラヤへ」でした。

 ふれあい塾あびこの公開講座の素晴らしさは、講座の内容と講師の多彩さです。よくこんな人を講師として招けたものと驚くことがたびたびです。

 今年の1月から30回参加しましたが、参加した講座の主なものは以下のような内容でした。

 文化論、落語、世界の美術史(3回)、音楽の演奏(5回)、中国事情、文学、西洋史、我孫子の歴史、山の写真、太平洋戦争秘話、その他で、講師は大学教授、落語家、美術愛好家、ピアニスト、馬頭琴奏者、ソプラノ歌手、ギタリスト、ベース、ドラマー、写真家、歴史研究家、経営者、作家その他などでした。

 有名人の出演でも料金は原則700円です。

 高齢になると外出がおっくうになります。最近は都内や隣町の柏市でも2か月に1回くらいしか出かけませんが、ふれあい塾は我孫子市内で開催され、徒歩か自転車で通えます。

 私の今の最大の楽しみの1つになっています。

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