市から傘寿のお祝い金をもらう(NO.1055)
平成29年9月18日の敬老の日を前に、市からお祝い金をもらいました。
民生委員から届けられた手紙には次のように書かれていました。
「敬老の日を迎えるにあたり、多年にわたって社会につくされたことに対し、心から感謝申し上げます。あなた様の八十歳を祝福し、心ばかりのお祝い金をお贈りいたします。これからもご健康に留意され、お元気に過ごされることを祈念し、お祝いのことばとさせていただきます。 平成二十九年九月吉日 我孫子市長」
国会議員や地方自治体の議員たちがいろいろな名目で諸手当てをもらっているのを考えると、一生に一度くらいは役所からお祝い金をもらうのもいいかなと思ったのですが、素直には喜べない気もしてきました。
2015年の簡易生命表では、男性の平均寿命は80.79歳、女性の平均寿命は87.05歳となっています。傘寿は今の日本人には平均年齢以下で、珍しくないお祝いなのです。今はどこの地方自治体も財政は豊かではありません。長寿のお祝いをするなら80歳ではなく88歳か90歳にしたほうがいいのではないでしょうか。
敬老の日の9月18日の新聞に次のような記事が載っていました。
「総人口が前年に比べて21万人減る一方、高齢者は57万人増の3514万人、総人口に占める割合は0.5ポイント増の27.7%となり、いずれも過去最高を更新した。高齢者の割合は世界で最も高く、90歳以上の人口も初めて200万人を突破した。(中略)
高齢化の進展に伴い、社会保障費の伸びをどう抑えるかが課題となっている。来年度予算では約6300億円の自然増が見込まれる。(後略)」
いま「老老介護」が問題になっていますが、敬老の日も老人が老人を敬う「老々敬老」となってしまうかもしれません。
なお、お祝い金は9月15に口座に振り込まれているはずですが、まだ銀行に行っていないので確認できていません。
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