天皇退位の日程が決まる(NO.1077)
平成29年12月1日、「皇室会議」の結果を受けて、政府は天皇陛下が2019年4月30日に退位し、翌5月1日に皇太子殿下が新しい天皇に即位する日程を決めました。平成は新しい元号に変わります。
4月30日というのは中途半端な日です。2018年12月31日退位、2019年1月1日即位というのがはっきりしていていいと思ったのですが、年頭には多くの儀式があると宮内庁が反対したそうです。
また年度末の3月31日退位、4月1日即位というのは、統一地方選直前ということで取りやめになったようです。
天皇陛下が国民に迷惑をかけない日をということで決まったのなら、4月30日はいい日なのかもしれません。
ただカレンダーからすると、平成31年の年度は1か月で終わり、新しい元号に変わることになります。新しい元号は来年発表されるようですが、いろいろな混乱を避けるためにはなるべく早く発表してほしいと思います。
元号の選定は元号法によって定めることになります。具体的には大平内閣の時に決められた次の要件を満たさなくてはなりません。
1.国民の理想としてふさわしいような良い意味を持つものであること
2.漢字2字であること
3.書きやすいこと
4.読みやすいこと
5.これまでに元号またはおくり名として用いられたものでないこと
6.俗用されているものでないこと
この中で5,6の要件は次のことを指しています。
日本、中国、韓国、その他の国の年号、その帝王、皇妃、などのおくり名、名字、宮殿、土地の名称などと重複しないことということです。詳細な調査が要求されます。
ぜひ明るくて使いやすい元号に決まってほしいものです。
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