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2017年12月11日 (月)

またトランプ大統領が愚行(1081)

 2017年12月6日エルサレムをイスラエルの首都と認めると宣言し、位置づけをあいまいにしてきた歴代政権の方針を転換しました。

 国務省に対しては、テルアビブの米大使館をエルサレムに移す準備への着手を指示しました。

 エルサレムはキリストが処刑されたされた地ですが、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地になっています。

 イスラエル東部・パレスチナ自治政府にある都市で、イスラエルはエルサレムが首都と宣言していますが、国連など国際社会はこれを認めておらず、各国がテルアビブに大使館や領事館を置くなど、テルアビブを事実上の首都とみなしています。

 国連安全保障理事会は12月8日、トランプ大統領の宣言について緊急理事会を開きました。各国からは米国の決定に避難や懸念が相次ぎました。

 パレスチナでは各地で抗議デモが相次ぎました。10日までの情報では4人が死亡、千数百人の負傷者が出ています。

 トランプ大統領が突然この宣言をしたのは選挙公約を守るためだったと言っています。また独りよがりの愚行です。世界平和や安定などお構いなし、自分さえよければという考え方が見られます。

 読売新聞社説には、政権とロシアの癒着疑惑から、国民の目をそらせる思惑も否定できないと出ていました。

 これからこの問題がどんな状況に発展するか不安を隠せません。トランプのおバカはどこまで続くのでしょうか。

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