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2018年1月12日 (金)

日本三百名山一筆書きグレートトラバース(NO.1089)

 2018年1月1日田中陽希さんが3度目のグレートトラバースに出発しました。

 1度目は2014年に深田久弥氏が選んだ日本百名山を、屋久島の宮之浦岳から利尻島の利尻岳まで人力だけで一筆書きで踏破しました。

 2度目は翌2015年に深田氏が百名山に入れなかった46座と深田クラブによって選ばれた54座を合わせた日本二百名山とされる100座を、北海道の宗谷岬を出発して九州佐多岬まで一筆書きで踏破しました。

 3度目となる今回は1978年に日本山岳会によって選定された、深田氏の百名山に200座を加えた「日本三百名山」とされる300座を、一筆書きで踏破する計画です。

 正確に言うと日本二百名山に選定されている「荒沢岳」が日本三百名山には含まれていないため、合計301座を登ります。

 総延長1万キロメートルを超える距離で、期間は約1年6か月を超えます。

 田中陽希さんは今年の1月1日に屋久島の海岸で初日の出を見た後、宮之浦岳を目指して出発しました。ゴールは百名山の時と同じ北海道利尻島の利尻岳です。

 三百名山には佐渡島の金北山も入りますので、佐渡へカヤックでわたる海路が加わります。

 田中陽希さんはホームページで今回の壮大なプロジェクトに対する思いを次のように語っています。

 「日本二百名山ひと筆書きのチャレンジのゴールで『Next Challenge』と叫んだあの日から、2年の月日が流れました。次のチャレンジを模索する中で、時間の経過と共に、過去2度のチャレンジで登ってきた山々の思い出が頭の中を駆け巡り、また登りたい山、歩きたい町が次々に溢れ出てきました。
 さらに、『日本の四季』を味わってきたと言ってきましたが、実際は「春夏秋」を主に歩き、登ってきたため、冬の山の厳しさや美しさを味わうことは未だにできていません。
 再び日本を旅の舞台とし、その集大成とするべく、これまでの200座に新たな101座の山々を加えたトータル301座の踏破を目指す『日本3百名山ひと筆書き~Great Traverse3~』。今、新たな旅がスタートします。」

 ホームペジには今までの2回の経験から田中陽希事務局からの皆様へのお願いが出ていました。

「・田中陽希を追跡したり、所在地を調べるのはお控えください。

 事故防止のため今回の挑戦では田中陽希の現在地を公開しません。

 ・皆様が撮影した田中陽希の画像・映像などをSNSなど公共の場で転載しないでください。

 皆様の転載により現在地が特定される恐れがあります。

 ・旅の道中や山頂でのサインはご遠慮ください。

 ほんの数分の事ですが、山中では事故へつながる可能性が高くなります。

 ・田中陽希への差し入れはご遠慮ください。

 荷物の軽量化は旅においてはとても重要です。」

 確かにNHKの放送を見ていて心配する場面がいっぱいありました。山旅では時間と荷物の軽さは貴重です。

 田中陽希さんが無事に三百名山を踏破して、ゴールすることを祈っています。

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