« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »

2018年2月26日 (月)

平昌オリンピックを振り返って(NO.1102)

 平成30年2月25日平昌オリンピックが終了しました。

 日本は金4個、銀5個、銅4個の合計13個のメダルを獲得しました。

 メダルをとった選手はもちろん、メダルに届かなかった選手もよく頑張りました。世界のレベルは高くなっており、自己最高記録を更新してもメダルを取れなかった選手もいました。

 感動を与えてくれた平昌オリンピックでした。選手の皆さんにはこころからありがとうと言いたいと思います。

 ここで今回のオリンピックを振り返って見ましょう。

 マスコミでは13個のメダルは長野を超えて冬季最高記録とはやしていますが、単純には喜べないと思います。

 長野の時は競技種目は68でした。今回は102種目に増えています。長野の1.5倍です。それを考えると15のメダルを取って初めて長野並みと言えます。

 日本選手団の斉藤団長はオリンピックが始まる前に「複数の金メダルを含む9個のメダルが目標」と言っていました。確かににそれは超えました。しかし目標自体がお粗末だったのです。「15個のメダルが目標」と言ってほしかったと思います。

 今回は女子の活躍が目立ちました。男子が5個、女子が8個です。特に女子のスピードスケートは金3、銀2、銅1の6個のメダルを取りました。申し分のない大活躍です。

 お粗末だったのが男子のスキージャンプ、スケートのショートトラック、アルペンスキーなどです。

 男子スキージャンプはオリンピック8回出場のレジェンドがいましたが、レジェンドを代表に選ばなければならないほど人材が育っていないのです。レジェンドは尊敬していますが、それを追い越す人が出てこないと男子スキージャンプは成長しません。

 ショートトラックは小手先の競技という感じがして好きではありません。コメントはやめておきます。

 もっとひどいのがアルペンスキーです。アルペンスキーは1956年のコルティナダンペッツオ大会で猪谷千春氏が回転で銀メダルをとりました。日本の冬季オリンピックの初メダルでした。

 ところがそれ以後16回の冬季オリンピックがありながらアルペン競技では日本人は誰もメダルを取っていません。昔はアルペン競技は、回転、滑降、大回転の3種目でしたが、今はそれに加えてスーパー大回転、複合の5種目があります。男女合わせると10種目になります。ところが最近は満足に出場さえできていません。

 日本は質の良い豊富な雪と山に恵まれたスキー天国と言えます。アジアではそんな恵まれた国はなく、ヨーロッパのスキー環境に引けを取りません。猪谷千春のお父さんは千春選手を育てるため各地を転々と移動しながら鍛え抜きました。今はそんな指導者は見当たりません。

 お粗末だった競技について、JOC、各競技団体、日本政府は、人材(選手および指導者)の発掘と育成、施設や設備の拡充に本気になって取り組んでほしいと思います。

 平昌は寒いばかりで雪の少ないところと聞いていました。ところが雪は人工雪がたっぷり用意され競技に支障はないようでした。山には雪がないのに競技場は雪景色でした。

 風は強かったようですが、晴天が続き青空のもとでの競技が見られました。日本でやった札幌や長野よりお天気は良かったかもしれません。人工雪を作るのに貯水場と200台の人工降雪機が用意されたとのことです。

 ただスキージャンプの時間は最悪でした。夜遅く始まり極寒の中強風が吹きつけ、選手は何度も待たされていました。

 この前のブログにも書きましたが、アメリカのテレビ局が放映権を独占したため、こんな時間になったようです。IOCがアスリートファーストより収入ファーストを選んだためです。

 IOCはオリンピックを肥大化させています。バッハ会長は競技種目をいたずらに増やすより、原点に戻ってアスリートがいい環境の下で、のびのび競うことができるようにすべきと思います。北京では批判を謙虚に反省し、アスリートファーストを貫いてほしいと思います。

 さあ次はパラリンピックです。感動を呼ぶ試合を期待しましょう。

| | | コメント (0)

2018年2月21日 (水)

まだまだ続く若松地区の雨水管工事と築堤工事(NO.1101)

 平成30年2月21日若松地区の2つの工事の写真を撮ってきました。道路に雨水の排水管を埋める工事と手賀沼の築堤工事です。

 雨水の排水管を埋める工事は大雨が降った時に若松地区の排水が間に合わず内水がたまって浸水する被害を防ぐためです。

 若松地区の排水は原則は手賀沼への自然流下に頼っています。自然流下が間に合わないときは、4か所に据え付けられているポンプを動かして排水します。その4か所のポンプはすでに新しいものに替えられています。

 地区内の排水管の交換工事は家の前の道路を掘り返すため、住民の生活でできるだけ影響を与えないよう、少しずつ場所を替えながら工事が行われています。

Conv0001

Conv0002

Conv0003

Conv0004

 手賀沼の築堤工事は若松地区だけ低かった手賀沼の堤防を、周辺の築堤の高さに合わせるため行っています。これは内水の水害でなく、手賀沼の水があふれるのを防ぐためです。

 当初の計画ではもう完成しているはずでしたが、東日本大震災の影響や、築堤部分の地盤が弱いことが発見されたことなどから大幅に遅れています。

 手賀沼の対岸からダンプで土砂を運び重機で固めながら積み上げています。土砂を運ぶダンプは若松地区内では時速5キロで監視員に誘導されながら走っています。

 当初は築堤工事が終わるのを首を長くして待っていたのですが、今では待つのにも疲れ、工事が進んでいるのだからそのうちにはできるのだろうという感じです。

Conv0005

Conv0006

Conv0007

Conv0008




| | | コメント (0)

2018年2月17日 (土)

国立演芸場で鹿芝居を見た(NO.1100)

 平成30年2月14日国立演芸場2月公演で落語と鹿芝居を楽しみました。

E_img30_02_011

 柏の高齢者の会「ミニあけぼの会」のイベントです。あけぼの会は平成27年12月で幕を閉じたのですがその後も「ミニあけぼの会」として会長の89歳の家田様ががんばって開催しています。今回はミニあけぼの会とそれ以外の合計20名が参加しました。毎

 年国立演芸場の2月の中席は大喜利に鹿芝居が上演されます。鹿芝居は噺家の芝居で、今回は「世渡親子柵-人情噺子は鎹-」でした。

 金原亭馬生をはじめ一派と林家正雀、蝶花楼馬楽が出演しました。鹿芝居の時は大体満席になります。

 1年ぶりの国立演芸場でしたが、落語とお芝居を心から楽しむことができました。

 昼食はその前にグランドアーク半蔵門「パティオ」でいただきました。そこで撮った写真です。

Conv0001

 

| | | コメント (0)

2018年2月13日 (火)

オリンピックはだれのためのものか(NO.1099)

 現在平昌オリンピックが行われていますが、競技時間がとんでもない時間になっています。

 スキージャンプは深夜です。あの寒い平昌で寒風にさらされながらジャンプをする選手、それを見に来た観客には耐えがたいものだったのではないかと思います。観客は帰る交通手段がないので最後まで見る人は少なかったのではないでしょうか。

 私は韓国は時差がないからいい時間にテレビが見られると期待していました。普段は10時に寝る習慣なので、多少遅くなるのは仕方がないと覚悟していますが、あの時間では見られません。ジャンプは翌日のニュースで見ることになってしまいました。

 こんな時間に競技が行われるのは誰が考えてもおかしな話です。そのことはなぜか新聞には出ていません。そこでネットで調べてみました。理由がわかりました。

 平昌オリンピックの放送権はアメリカの3大テレビが独占しているようです。放送権料はIOCが決定していてIOCの懐に入るため、開催国には何の決定権もないようです。

 IOCとアメリカのテレビ局が話し合い、アメリカで人気の競技はアメリカのゴールデンタイムに合わせているようです。アメリカで視聴率が取れるよう、フィギュアスケートは午前中に行われ、ジャンプは深夜となったようです。

 マネー優先のスケジュールです。選手や観客は置き去りにされているのではないでしょうか。

 開催国とIOCの力関係がどうなっているのかわかりませんが、東京オリンピックはそんなことのないように願います。日本政府と東京都に頑張ってもらい、選手と国民のものとなるようにしてもらいたいと思います。

| | | コメント (0)

2018年2月12日 (月)

アメリカ・メジャーリーグのスプリングキャンプ(NO.1098)

 2018年2月14日からアメリカプロ野球メジャーリーグのスプリングキャンプが始まります。

 所属が決まっていなかったダルビッシュがシカゴ・カブスに移籍が決まったので、FAでまだ所属が決まっていないのは、イチローと上原だけとなりました。

 メジャーリーグのキャンプ地は暖かいアリゾナ州とフロリダ州に集中しています。日本人選手が所属する球団のキャン土は次のようになっています。

アリゾナ州

・マリナーズ(ピオリア) 岩隈

・パドレス(ピオリア) 牧田

・ドジャース(グレンデール) 前田

・ダイアモンドバックス(スコッツデール) 平野

・エンゼルス(テンピ) 大谷

・カブス(スローン) ダルビッシュ

フロリダ州

・ヤンキース(タンパ) 田中

・マーリーンズ(ジュピター) 田沢

・これ以外に所属の決まっていないイチローや上原など約90名のFA選手のために米選手会が独自のキャンプを開催する方針です。2人の所属先が早く決まるよう祈っています。

 なお日本ハムは現在アリゾナ州スコッツデールでキャンプを行っています。

| | | コメント (0)

2018年2月10日 (土)

ピョンチャン・オリンピックが始まった(NO.1097)

 平成30年2月9日第23回冬季オリンピック・ピョンチャン大会が開幕しました。

 参加選手は92か国・地域から約2900人、冬季オリンピック史上最多です。9日から25日まで、7競技102種目が行われます。

 日本からは124人の選手が参加します。開会式の旗手は冬季オリンピック史上最多となる8度目の出場を果たしたスキージャンプの葛西紀明(45歳)氏が勤めました。

 日本選手団の斉藤団長は複数の金メダルを含む9個以上のメダルを目標にしています。

 今大会は北朝鮮の参加が急きょ決定し、韓国と北朝鮮は朝鮮半島旗を掲げて合同行進しました。またロシアはソチ大会で組織的なドーピング違反に問われ、IOCから国としての参加を拒否されました。潔白が証明された選手のみがOAR(Olynpic Athlete from Russia)として参加します。

 私が経験する冬季オリンピック大会は1952年の第6回オスロ大会以来18回目となります。

 開会式に先立って行われた団体フィギュアスケートの男子ショートプログラムで宇野昌磨選手が10チーム中の首位に立ちました。ペアと合わせると3位です。アイスダンス、女子ショートプログラムと合わせて5位以内に入るとフリーに進めます。

 ピョンチャンは時差がないので普通にテレビが見られます。これからの日本選手の活躍に期待しましょう。 

| | | コメント (0)

2018年2月 4日 (日)

2018年プロ野球春季キャンプ(NO.1096)

 平成30年プロ野球のスプリングキャンプが始まりました。

 今年も昨年と同じく2人の新しい監督が生まれました。ヤクルトが間中監督から小川監督に、ロッテが伊東監督から井口監督に代わりました。

 日本ハムは米国アリゾナ州スコッツデールで前半のキャンプを行います。

 12球団のキャンプ地です。

セリーグ

・広島(緒方監督) 日南、沖縄沖縄

・阪神(金本監督) 沖縄宜野座

・DeNA(ラミレス監督) 沖縄宜野湾

・巨人(高橋監督) 宮崎、沖縄那覇

・中日(森監督) 沖縄北谷

・ヤクルト(小川監督) 沖縄浦添

パリーグ

・ソフトバンク(工藤監督) 宮崎

・西武(辻監督) 日南、高知

・楽天(梨田監督) 沖縄久米島、沖縄金武

・オリックス(福良監督) 宮崎

・日本ハム(栗山監督) 米アリゾナ州スコッツデール、沖縄 

 名護、沖縄国頭 

・ロッテ(井口監督) 沖縄石垣島

 沖縄には暖かさを求めて昨年同様9球団がキャンプを張ります。

 今年の主な新戦力です。

セリーグ

・広島 カンポス(投、ブルージェイズ)

     ケムナブラッド誠(投、日本文理大)

     中村奨成(捕、広陵高)

・阪神 馬場皐輔(投、仙台大)

     ロサリオ(内、韓国)

     熊谷敬宥(内、立大)

     島田海吏(外、上武大)

・DeNA 東克樹(投、立命大)

     武藤祐太(投、中日)

     大和(内、阪神)

・巨人 野上亮磨(投、西武)

     ヤングマン(投、ブルワーズ)

     鍬原拓也(投、中大)

     ゲレーロ(外、中日)

・中日 ジー(投、ツインズ)

     鈴木博志(投、ヤマハ)

     松阪大輔(投、ソフトバンク)

     大野奨太(捕、日本ハム)

・ヤクルト ハフ(投、韓国)

     アルメンゴ(投、中日)

     カラシティー(投、カブス)

     大下佑馬(投、三菱重工)

パリーグ

・ソフトバンク 吉住晴斗(投、鶴岡東高)

     西田哲朗(内、楽天)

・西武 高木勇人(投、巨人)

     カスティーヨ(投、ドジャース)

     ワグナー(投、レイズ)

     斉藤大将(投、明大)

・楽天 近藤弘樹(投、岡山商科大)

     渡辺直人(内、西武)

     ディクソン(外、ドジャース)

     岩見雅紀(外、慶大)

・オリックス 増井裕俊(投、日本ハム)

     アルバース(投、マリナーズ)

     田嶋大樹(投、JR)

・日本ハム 西村天裕(投、NTT)

     宮台康平(投、東大)

     鶴岡慎也(捕、ソフトバンク)

     清宮幸太郎(内、早稲田実業)

・ロッテ ボルシンガー(投、ブルージェイズ)

     ドミングス(内、レッドソックス)

     安田尚憲(内、履正社高)

     藤岡裕大(内、トヨタ自動車)

 

| | | コメント (0)

2018年2月 3日 (土)

皆既月食を見た(NO.1095)

 平成30年1月31日、皆既月食を見ました。

 朝の天気予報ではうす曇りなのでうっすらと見えるかもしれないとのことでしたが、夜は晴れとなり鮮明に見ることができました。

 国立天文台によると次の時刻は日本中どこで見ても変わらないとのことでした。夜8時48分から満月が欠けはじめ、9時51分に皆既月食の状態になり、それが11時8分まで続き、2月1日の午前0時12分には満月に戻るとなっていました。

 私はいつも10時には床に就くため、パジャマ姿で、何度かテラスに出て寒さをこらえながら写真を撮りました。

 しっかりしたカメラではなく、コンパクトカメラで手持ちで撮ったため、なかなか月をとらえることができませんでした。アルコールが入っていたせいもあるかもしれません。

 月の大きさもまちまち、かなりいい加減な画像となりました。

Conv0001

Conv0002

Conv0003

Conv0004

 次の写真は国立天文台のものです。

20180201lunareclipse2201

 皆既日食は太陽が黒くなりますが、皆既月食は月が赤銅色になり、月の形が残ることに気が付きました。

 次に今回のように日本全国で部分食の初めから終わりまでを見ることができるのは2022年11月8日だそうです。

| | | コメント (0)

« 2018年1月 | トップページ | 2018年3月 »