嘉納治五郎についての講演会に行く(NO.1129)
平成30年5月19日市民プラザホールで行われた「嘉納治五郎とオリンピックムーブメントー多様性を重視した国際人」という講演会に出席しました。
我孫子市教育委員会・我孫子市の文化を守る会共催で、講師は筑波大学体育系教授(つくば国際スポーツアカデミー長、東京2020大会組織委員会参与)の真田久氏でした。
講演は1時間、嘉納治五郎の生涯、考え方と功績、オリンピック招致、嘉納治五郎が影響を与えた有名人(日本・外国)、国際的評価などに絞ってのお話でした。
嘉納治五郎の生涯
・1860年 神戸に生誕
・1882年 講道館柔道創設
・1882年~1920年 高等師範学校長(高等師範はその後東京教育大学から筑波大学となる)
・1909年 日本人初のIOC委員(~1938年)
・1911年 大日本体育協会設立
・1912年 ストックホルムオリンピック大会に日本初参加(団長)
・1936年 1940年の東京オリンピック大会招致成功(その後戦争の激化により返上)
・1938年 1940年の札幌冬季オリンピック大会招致成功(その後返上)、帰路洋上で永眠
嘉納治五郎の功績は
・柔道の創設
・国民の体育として、年齢、性別、経済、上手下手にかかわらず誰でもできる運動(徒歩、水泳)を奨励
・人種的偏見撤廃
・オリンピックは欧米にとどまるのではなく真に世界の文化にするならアジアで行うべきと説いたことなど
嘉納治五郎というと柔道しか思い浮かばなかったのですが、いろいろ新しいことを教えられた講演会でした。
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