甚大な被害をもたらした西日本豪雨(NO.1142)
平成30年7月上旬に西日本を襲った西日本豪雨は甚大な被害をもたらしました。
亡くなられた方に心から哀悼の意を表すともに、被害に遭われた方は少しでも早く元の生活に戻れるようお祈りいたします。
住宅被害は31道府県で2万2千棟です。九州の鹿児島から東海の岐阜県まで13府県にわたって、死者179名、行方不明者61名(7月11日午後10時現在)となっています。平成になって最大の水害です。
特に広島、岡山、愛媛の3県に死者不明者が多く出ました。私の故郷愛媛県は今まで台風などでも比較的被害が少なく安全と思っていたのですが、今回は死者26名、不明者2名を数えました。
流域に多くの観光地のある美しい肱川が氾濫しました。我が家に比較的近い重信川は無事だったようです。
実家に住む妹は雨の音がすごく、3夜あまり寝られなかったと言っていました。
この豪雨は高気圧と低気圧に挟まれて停滞する梅雨前線に、湿った南風が流れ込み続けたことが原因とみられます。広範囲に長い間雨が降り続けました。
人的被害が最も大きかった広島県には発生した積乱雲が連なる線状降水帯が観測されました。これは数年前に茨城県常総市などで小貝川が氾濫した水害の時にも見られました。
関東地方は観測史上初めて6月に梅雨が明けました。そのとき、今年の夏は尋常ではない夏になると思ったのですが、それが早くもこのような形になりました。
この夏の災害はこれで止まってほしいと願っています。
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