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2018年8月31日 (金)

冬の北海道旅行-再編集版(NO.1159)

<2010年10月10日以前の手賀沼通信ブログはプロバイダーのココログの写真の処理が不十分だったため、きれいに見られませんでした。そのためそれ以前に書いたブログを再編集しています。>

冬の北海道旅行-再編集版

2008年3月 3日 (月)

冬の北海道旅行-その1
 平成20年2月25日から29日まで、阪急交通社クリスタルハート「北斗星個室で往く大自然の神秘 流氷体験と名湯めぐり5日間」というパックツアーに行ってきました。 費用は一人97500円、ちょっと高めですが、おそらく北斗星に乗るというのと帰りが新幹線のグリーン車というのが目玉なのでしょう。宿のランクと部屋食というのも値段に響いているのかもしれません。飛行機利用よりJRのほうが高い場合が多いようです。

 その旅行体験を何回かにわたって書いてみます。

 旅行の1日目は上野発16時50分の「北斗星1号」に 乗って、車中で特製のお弁当を食べ寝るだけでした。北斗星には食堂車もついているのですが、多分食堂車の収容人数と料理の値段の関係でお弁当になったのでしょう。

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 2日目は朝の8時44分南千歳着、そこからJRバスで4日間の旅が始まりました。日高、日照峠、足寄(あしょろ)を通って、最初の観光地の阿寒湖についたのは午後3時頃でした。途中は白一色の世界、その中をバスはひたすら走ります。覚悟はしていたものの、白の世界に迷い込んだような感じでした。

 途中立ち寄ったのはトイレ休憩のドライブイン、昼食は十勝清水のドライブインで日高牛のさいころステーキがメインの定食でした。

 阿寒湖では凍結した湖の上で写真をとり、寒いのでそそくさとバスに乗り込みました。朝から降っていた雪は阿寒湖につく頃には太陽がちょっと顔をのぞかせる曇り空になっていました。

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 翌日が雪の天気予報だったため、見られるうちにと、翌日予定していた摩周湖観光を急遽繰り入れました。

 摩周湖はすばらしい姿を見せてくれました。不凍湖といわれている摩周湖が見事に凍っていました。前回来たときは看板どおりの霧の摩周湖だったので、家内ともども大喜びでした。翌日は吹雪で摩周湖の道路が閉鎖されました。ツアーコンダクターとバスガイドの判断は正解でした。

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 2日目の宿泊は屈斜路プリンスホテルでした。プリンスホテル系のリゾートホテルです。大きなきれいなホテルにわずかな宿泊客しかいないので快適でした。 

2008年3月 9日 (日)

冬の北海道旅行-その2
 冬の北海道旅行その-2は第3日目の記録です。

 昨日の天気とは打って変わって予報どおり吹雪となりました。全室屈斜路湖が見えるホテルといううたい文句が意味を成さない白一色の世界、ホテルの窓から見えるのは激しく降る雪と風に揺れる枯れ木ばかりでした。

 バスは8時過ぎにホテルを出発、まず屈斜路湖の白鳥飛来地に立ち寄りました。そこは湖の中に温泉が湧いているため凍結しません。そこに白鳥が来るのです。

 網走湯沸湖にはもっと多くの鳥が集まっていました。100円でえさを買ってやりましたが、すばしこいかもめに取られて白鳥は食べられませんでした。

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 このツアーの目玉は網走港から砕氷船オホーツクに乗って流氷見物でした。ところが悪天候のため出港停止、おまけに流氷ははるか沖合いで、流氷に触れることは出来ませんでした。

 また代替案の博物館網走監獄見学も、強風で外を歩くことが危険なので取りやめとなりました。

 ただ、レストランで食べた毛ガニ膳は絶品、食べるのに悪戦苦闘しましたが堪能しました。

 そのあと北浜駅から浜小清水駅まで、「流氷ノロッコ号」に乗車、車窓から流氷のない海を眺めて10分の乗車時間を過ごしました。北浜駅 の待合室に全世界から来た観光客のメッセージや名刺が張ってあるのが印象的でした。

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 途中、キタキツネの放し飼いの場所や銀河流星の滝に立ち寄った後、早めに本日の宿舎層雲峡温泉「ホテル大雪」に着きました。

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2008年3月10日 (月)

冬の北海道旅行-その3
 冬の北海道旅行-その3は、第4日目です。

    前日は砕氷船が欠航するほど風が強く、旅行中もっとも寒い1日でしたが、その寒さは4日目の朝も続いていました。出発するときにホテル大雪の前の寒暖計を見るとマイナス12度を指していました。

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 ツアーのバスの座席は毎日添乗員の人が決めてバスの入口に張り出します。前日は一番後ろだったので、4日目は一番前になりました。365キロ、4日間で一番長い距離です。

 層雲峡温泉を8時に出発、バスは雪道を雪煙を上げて進みました。北海道は山一つ、峠一つ越えると、空模様も、風の強さも、寒さも、雪の降り方や積もり方も変わります。北海道の広さや多様さを感じる瞬間です。

 まず立ち寄ったのは美瑛の丘でした。美瑛の町はとんがり屋根の家が整然の並んでいる美しい町です。家の破風には建てられた年が掲げられていました。

  美瑛の丘では観光用のスノーモービルがあり、私たちはスノーモービルが引くスノーボートに乗ってスリルを楽しみました。スノーモービルを運転した人もいました。

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 そのあと富良野の後藤純男美術館を見学しました。わが町の近くの流山市に住んでいる日本画家が富良野に美術館を作ったのは、この地の美しさに魅せられたためとのことです。

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 美術館のレストランでしゃれた食事を楽しんだあと、バスは一路洞爺湖温泉までひた走りました。

 洞爺湖温泉は平成12年に大噴火した有珠山のふもとにある温泉です。私たちが泊まったホテルから近くの山の上に建つウィンザーホテルが望めました。ウィンザーホテルでは今年7月に環境サミットが開かれます。

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 私たちのホテルは洞爺湖に望んで立つ「洞爺パークホテル天翔」、温泉がすばらしいホテルでした。

 2008年3月14日 (金)

冬の北海道旅行-その4
 最終日です。明るい日差しの中、洞爺湖温泉を朝8時に出発、函館に向かいました。

   洞爺湖は不凍湖です。今回訪れた摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖、これから行く大沼の中で洞爺湖が唯一つ氷が全くありませんでした。

 洞爺湖から乗った道央自動車道を長万部で降りました。それからは国道5号線恵山内海ラインを噴火湾に沿って走りました。3日前に通ったJRの路線と並行しています。途中3時間遅れの札幌行きの北斗星とすれ違いました。

 途中大沼公園に立ち寄りました。台湾からの観光団が一度に大勢が乗れる自転車に乗り、台湾の旗を立てて走り回っていました。雪や氷の上を走れるのがうれしいらしく、大声を出していました。おそらく初めて雪や氷を見る人もいたのでしょう。

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  函館では平成18年に建てられた五稜郭タワーに上りました。地上100メートル、五稜郭の側に建てられていて、五稜郭や函館市街や函館山のすばらしい展望が楽しめます。

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 市内をバスで一回り、車窓から市内観光をしたあと、朝市で昼食に名物の海鮮どんぶりをいただきました

 近くに青函連絡船摩周丸が係留され、函館市青函連絡船記念館となっていました。ゆっくりその中を見学、洞爺丸の事故や青函連絡船の歴史を振り返りました。偶然ですが、その数日後、テレビで摩周丸の中で行われた青函連絡船開業100周年の記念行事を報道していました。

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 函館からは特急スーパー白鳥号に八戸まで乗車しました。途中世界最長53.85kmの青函トンネルを23分で通過しました。

 八戸からは新幹線のグリーン車を利用し、上野に着いたのは22時過ぎでした。

 5日間の冬の北海道の旅は新しい発見もあり、印象深い旅となりました。

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