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2018年9月24日 (月)

鬼平犯科帳全24冊を読む(NO.1170)

 平成30年9月23日池波正太郎の鬼平犯科帳の文庫本全24冊を読み終わりました。

 鬼平犯科帳は何十年か前に時々読んでいました。またテレビドラマも時々見ていました。今では中村吉右衛門の当たり役として有名ですが、最初は吉右衛門の父親が松本幸四郎を名乗っていたとき鬼平を演じました。

 鬼平を全巻読んでみようと思ったのは、たまたま図書館で目に留まった鬼平の第1冊を読み、その直後に浅草にある池波正太郎記念文庫に行ったのがきっかけです。

 最近は佐伯泰英の小説を発行を待って読んでいましたが、図書館で借りるため、発行直後に予約しても何十人か待ちでした。鬼平は古いためすぐに借りられます。5月12日から9月23日までに読み終えることができました。

 24冊に短編が130話、長編が5話詰まっていました。最後の長編「誘拐」は作者死亡のため未完でした。池波正太郎は亡くなる直前まで鬼平犯科帳を書き続けていたのです。

 池波正太郎の作品は全部読んだわけではありませんが、鬼平から感じたのは会話が生き生きとしており、ドラマ化するのに脚本家が会話の部分はそのまま使えたのではないかと思います。

 これは池波正太郎の生い立ちにあるのではないかと思います。浅草に生まれ、働き者の母と職人かたぎで江戸っ子気質の祖父に育てられました。小学校を卒業後、株式仲買店に奉公したり、旋盤機械工になったり、海軍に徴兵されたり、戦後東京都職員になったりしています。

 作家としてのスタートは劇作家、脚本家としてでした。その後小説家になったのです。会話が生き生きしているのは、その多彩な人生経験と劇作家として台詞を書き続けたことにあるように思います。世界中で3億冊を売り上げ、「ゲームの達人」「真夜中は別の顔」などで有名なアメリカの小説家、シドニイ・シェルダンが脚本家としてスタートしたのを思い出しました。

 鬼平が終わったので、池波正太郎の3大シリーズの2つ目、「剣客商売」を読み始めています。

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