大阪なおみ選手がテニス全米オープンで優勝(NO.1169)
2018年9月8日テニスの全米オープン女子シングルスで第20シードの大阪なおみ選手が第17シードのアメリカのセリーナ・ウイリアムズを破って優勝しました。6-2、6-4のストレート勝ちです。
日本人選手が男女を問わずテニス四大大会のシングルスで優勝したのは大阪なおみ選手が最初です。しかも20歳の若さです。今までは錦織選手の全米オープン準優勝が最高記録でした。
大阪なおみ選手の世界ランキングは19位から一挙に7位に上がりました。相手のセリーナ・ウイリアムズは36歳、4大大会優勝23回、大阪なおみ選手が以前から対戦したいと願っていた強豪でした。
第2セット、セリーナはコーチから指導を受けたとして警告を受け、我を失ったセリーナはラケットを折り、さらに審判に暴言を吐いて3度の警告を受けました。観客が主審に激しくブーイングする中、大阪は冷静に試合を続け、勝利を手にしました。最後は2人で抱き合い感動的な表彰式でした。
読売新聞には、「現在女子テニス界は本命不在の時代なので、20歳の大阪が成長を続ければ女子テニス界の中心となるかもしれない」と書かれていました。また「急成長の陰には今季から迎えたドイツ人のサーシャ・バインコーチの存在があった」そうです。メンタルと体幹面で変わったとありました。
大阪なおみ選手はハイチ人の父と日本人の母を持つハーフです。最近はハーフの日本人アスリートが活躍しています。ジャマイカ人の父を持つ陸上のケンブリッジ飛鳥、同じフィリッピン人の母を持つ大相撲の高安と御嶽海、ナイジェリア人が父の楽天のオコエ瑠偉などです。
過去にはウクライナ人が父の大横綱の大鵬、高校野球で18回延長再試合のアメリカ人が父の太田幸司などがいました。ハーフは両親のいいところを受け継ぐのでしょうか。
これからの大阪なおみ選手が楽しみです。
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