本庶佑氏にノーベル生理学・医学賞(NO.1172)
2018年10月1日、京都大学特別教授の本庶佑氏がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
受賞理由は、免役を抑制する働きを持つ分子「PD-1]を発見し、薬でこの分子の働きを抑え、人間がもともと持っている免疫力を回復させる「がん免疫療法」に道を開いたことです。共同受賞者はアメリカテキサス大のジェームス・アリソン教授です。
本庶氏の研究成果をもとに小野薬品工業が開発した「オプジーボ」は、従来の抗がん剤が効きにくい難治性の皮膚がんや肺がんなどに対する免疫療法の新薬として生まれました。本庶氏はこの開発を主導しました。
がんの免疫療法は、手術、放射線治療、抗ガン剤に次ぐ「第4のがん治療」と呼ばれるようになりました。
日本のノーベル賞受賞者は一昨年の生理学。医学賞の大隅良典氏に次ぐ26人目です。
| 固定リンク
コメント