あっぱれ大坂なおみ、玉鷲(NO.1204)
2019年1月26日テニスの全豪オープンの女子シングルスの決勝戦で大阪なおみが、チェコのペトラ・クビトバを7-6、5-7、6-4で破り優勝しました。
21歳の大阪なおみはこの大会第4シードで、28歳のクビトバは第8シードでしたが、クビトバはウィンブルドン2回優勝の経験があり、この全豪オープンも1セットも落とさず勝ち進んできた強豪です。
大阪は2セット目に3回のマッチポイントがありましたが、クビトバの強烈なサービスでこのセットを落としました。ところが第3セットで相手のサービスゲームを破り、見事初優勝を成し遂げました。これで世界ランキング1位となりました。あっぱれです。
大阪は昨年9月の全米オープンに続いて4大大会連続の初優勝です。これは過去5人しか成し遂げていない歴史的な快挙です。大阪はそれまで逆境に立つと崩れてしまうという弱点があったのですが、昨年からドイツ人のサーシャ・バインコーチの指導の下に精神面での成長を見せました。
大阪選手はまだ21歳、伸び盛りです。今後どれだけの実績を挙げてくれるか大いに楽しみにしています。
1月27日には大相撲初場所で34歳の関脇玉鷲が13勝2敗で初優勝を飾りました。
1横綱が引退、2横綱が途中休場という波乱に満ちた初場所でしたが、玉鷲が見事に締めてくれました。
玉鷲の初優勝は、37歳で初優勝した旭天鵬に次ぐ2番目の年長記録、初土俵以来90場所の初優勝は史上4番目のスロー記録ですが、初土俵以来無休で、通算連続出場1151回は現役最多です。あっぱれです。
優勝力士インタビューにも、モンゴル出身力士に多く見られる強気の姿勢がなく謙虚さがありました。読売新聞には、「34歳で大関昇進の足がかりを得た遅咲きには、まだ伸びしろがある」と出ていました。
来場所に大関昇進の可能性がある貴景勝とともに、玉鷲の大関昇進も楽しみです。
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