新元号は「令和」となった(NO.1220)
2019年4月1日11時40分頃、菅官房長官が首相官邸で記者会見をし、新元号は「令和」でありますと発表しました。
248番目の元号は、初めて中国でなく日本の古典が出典となりました。万葉集の「梅花の歌三十二首」の序文にある「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」の文言から引用されました。
元号の選定には1979年に大平内閣が定めたルールがありました。
1 国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること
2 漢字2字であること
3 書きやすいこと
4 読みやすいこと
5 これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと
6 俗用されているものでないこと(人名・地名・商品名・企業名等は不可)
です。
NHKプレミアム放送に「アナザー・ストーリー」という番組があります。それに「平成」という年号を決めたときの裏話が取り上げられました。上記ルールの6番目の検証をある役人が担当しました。数百万件を調査した苦労話でした。その結果「平成」にOKが出たのです。ところが地名に小字で「平成(ひらなり)」地区があったということが分かったことが出ていました。大字までは調べたけど小字までは調べなかったのだそうです。
「令和」にもそのうちいろいろなエピソードが紹介されるでしょう。
「令和」がいい時代になってほしいと念願しています。
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