« その後購入したもの、取り換えたもの(NO.1234) | トップページ | ありがとう上原浩治投手(NO.1236) »

2019年5月15日 (水)

「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に(NO.1235)

 2019年5月14日文化庁はユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)が「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)を世界文化遺産に登録するようユネスコに勧告したと発表しました。6月30日からアゼルバイジャンで開かれる世界遺産委員会で正式に登録されます。

 同古墳群は過去3回世界遺産の国内候補を見送られてきただけに、地元では「4度目の正直」と盛り上がっているようです。

 同古墳群は古墳時代最盛期の4世紀後半~5世紀後半、政治の中心地の1部だった大阪平野南部に作られました。

 国内最大規模の前方後円墳の仁徳天皇陵古墳(長さ486メートル、大山古墳)は、私が子供だったころから教科書に載っており、その形や広大さをよく覚えています。

00417630cx1

 世界遺産にはその仁徳天皇陵古墳から長さ20メートル台の方墳まで、規模も墳形も多様な49基の古墳が含まれています。堺市に百舌鳥エリアの23基の古墳、古市エリアの古墳は藤井寺市に16基、羽曳野市に9基、両市にまたがって1基となっています。

 勧告では、同古墳群は「傑出した古墳時代の埋葬の伝統と社会政治的構造を証明している」として世界遺産に登録される価値があると高く評価し、保存や管理体制についても適切であるとしています。

 ただ29基ある陵墓古墳は基本的には研究者も立ち入れません。私は古墳群には行ったことがないので語る資格はありませんが、観光資源として利用するなら、エジプトや中国の例も参考に、ある程度の開示や見学を考えてみることも必要ではないでしょうか。

 これで日本の世界遺産は、文化遺産が19、自然遺産が4となります。

| |

« その後購入したもの、取り換えたもの(NO.1234) | トップページ | ありがとう上原浩治投手(NO.1236) »

コメント

お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。

投稿: omachi | 2019年6月 1日 (土) 09時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« その後購入したもの、取り換えたもの(NO.1234) | トップページ | ありがとう上原浩治投手(NO.1236) »