司馬遼太郎の小説の終活は「竜馬が行く」から「坂の上の雲」へ(NO.1308)
令和2年1月30日「竜馬が行く」の5冊目回天編を読み終わりました。
1月8日の手賀沼通信ブログで書いたように、本棚にある司馬遼太郎の小説を呼んだ後で順次処分することにしています。「竜馬が行く」は「立志編」「風雲編」「狂瀾編」「怒涛編」「回天編」の5冊からなっています。50年以上前に購入したハードカバーの本ですが、細かい字で印刷されているため、読み終わるのに約1か月かかりました。
「竜馬が行く」は司馬遼太郎の小説の中で一番好きな小説です。文句なしに面白い作品です。司馬遼太郎が心底坂本龍馬が好きだったことがうかがえます。司馬氏の初期の作品のためか後年の作品のような司馬史観は強く出ていませんが、そのかわり主人公への司馬氏の思い入れが全面に出ています。
当時神田の古書店から坂本竜馬について書かれた資料や書籍が姿を消したと言われました。司馬氏が買い占めたとも言われました。
そして2番目に読むことになったのが「坂の上の雲」全6巻です。
これは昭和44年(1969年)から昭和47年(1972年)にかけて購入し読みました。「竜馬が行く」と同じように、今回が4回目になります。
主人公の秋山好古、秋山真之や正岡子規は愛媛県松山出身です。私も松山南高校を出ていますので同郷です。楽しみながら読むつもりです。
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