新型コロナウィルス肺炎より何万倍も怖かったスペイン風邪(NO.1321)
令和2年3月4日日本国内の新型コロナウィルスの感染者がクルーズ船での感染者を含めて1000人を超えました。死者は12人となりました。
3月4日の読売新聞によると、発生源の中国では感染者が8万151人、死亡が2943人、2番目に多い韓国では感染者が5186人、死者が31人となっています。世界の30か国に感染者が出ています。どこまで広がっていくのでしょうか。
昔世界を恐怖のどん底に落としたのがスペイン風邪でした。私がスペイン風邪を知ったのは、劇作家だった島村抱月がスペイン風邪で亡くなったため、愛人だった松井須磨子が後追い自殺をしたと聞いたからです。松井須磨子は学生時代に好きだった「カチューシャの唄」を唄った女優でした。
そこでスペイン風邪についてWikipediaで調べてみました。
「スペイン風邪は今から約100年前の1918年から1919年にかけ世界的に大流行したインフルエンザの通称です。感染者5億人、死者5000万~1億人と、爆発的に流行しました。流行源はアメリカ合衆国ですが、感染情報の初出がスペインであったため、この名で呼ばれました。
スペインかぜは、記録にある限り人類が遭遇した最初のインフルエンザの大流行(パンデミック)です。当時の世界人口は18~20億人であると推定されているため、全人類の3割近くがスペインかぜに感染したことになります。感染者が最も多かった高齢者では基本的にほとんどが生き残った一方で、青年層では大量の死者が出ています。
日本では、当時の人口5500万人に対し39万人が死亡し、アメリカでも50万人が死亡した。これらの数値は感染症のみならず戦争や災害などすべての人間の死因の中でも、最も多くの人を短期間で死亡に至らしめた記録的なものです。
流行の経緯としては、第1波は1918年3月にアメリカのデトロイトやサウスカロライナ州付近などで最初の流行があり、アメリカ軍のヨーロッパ進軍と共に太平洋を渡り、5〜6月にヨーロッパで流行しました。
第2波は1918年秋にほぼ世界中で同時に起こり、病原性さらに強まり重篤な合併症を起こし死者が急増しました。
第3波は1919年春から秋にかけて、第2波と同じく世界で流行しまし」た。さらに、最初に医師・看護婦の感染者が多く医療体制が崩壊してしまったため、感染被害が拡大しました。
スペインかぜの病原体は1997年になってようやく正体が明らかとなりました。鳥インフルエンザウイルスに由来するものであった可能性が高いことが証明されました。」
新形コロナウィルスの正体は何なのでしょうか。
| 固定リンク
コメント