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2020年3月19日 (木)

読書の終活「坂の上の雲」を終え「国盗り物語」へ

 令和2年3月18日司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」全六冊を読み終わりました。小説本の終活で唯一書棚に残っている司馬遼太郎の作品の2作目です。

 1月31日に読み始めて48日間かかりました。昭和44年(1969年)から47年(1972年)に出されたハードカバーの本で、第3巻からは初版本を出版を待ちかねて買って読みました。今と違って小さい字でぎっしり詰まっており、全部で1858ページになります。

 今回で4回目ですが、かなり読みごたえがありました。「坂の上の雲」は司馬氏の最大で最高の作品です。第6巻の「あとがき」で司馬氏は次のように書いています。

 「この作品は、執筆時間が4年と3か月かかった。書き終えた日の数日前に私は満49歳になった。執筆期間以前の準備期間が5か年ほどあったから、私の40代はこの作品の世界を調べたり書いたりすることで消えてしまったといってよい」

 司馬氏は作品の中でこれは小説ではないという意味のことを書いています。読んでみて感じたのは、小説を超えてドキュメンタリーの世界でもあり、「近代史」「文明史」「戦記」「伝記」「文化人類学」の要素を兼ね備えているということでした。

 司馬遼太郎氏は平成8年2月12日に亡くなりましたが、その死を悼んで出された文芸春秋臨時増刊「司馬遼太郎の世界」に興味深い記事が出ていました。

経営者が好きな作品ベストスリー

1 坂の上の雲

2 竜馬が行く

3 翔が如く

一般社員が好きな作品ベストスリー

1 竜馬が行く

2 坂の上の雲

3 国盗り物語

 これで「坂の上の雲」6冊は処分することになりますが、ちょっと捨てがたい気もいたします。

 さて3作目は 「国盗り物語」全4冊です。これは文庫本です。

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 いまNHKの大河ドラマで「麒麟がくる」をやっていますが、それに登場する斎藤道三と織田信長が主人公です。

 3月18日から読み始めました。3回目ですが楽しみです。

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