東京オリンピック、パラリンピックは中止となるのではないか(NO.1358)
2020年4月1日以後、連日読売新聞に掲載される世界各国のコロナの感染者と死亡者の統計から毎日の感染者と死亡者の数を集計しています。
6月27日にはアメリカの感染者が合計で242万人、1日の感染者が4万1千人、死亡者が合計で12万4千人、1日の死亡者が2400人でした。4月1日の数字は1日の感染者が2万3千人、死亡者が700人でしたから、3か月たっても減るどころか増えています。
来年のオリンピックは、今年の10月にIOCのバッハ会長が中心となって開催の有無を決めることになっています。
オリンピックの諸経費はかなりの部分アメリカのNBCテレビとの独占契約で賄っています。
アメリカは11月に大統領選挙を控えており、トランプ大統領はコロナ対策より自分の選挙対策しか頭にありません。先日の共和党の大会でも、参加者はマスク姿はほとんどなく、これぞ3密といった感じでした。アメリカの感染状況は州によって差が出ていますが、急速に感染が増えている3つの州は共和党の知事です。
アメリカが財政的にオリンピックを支えなければ開催はあり得ません。今のアメリカの状況を見れば10月までにコロナ終息の予測はたたたないでしょう。オリンピック出場の選手を選ぶことも難しいと思います。ロシアも感染拡大は止まらない状態です。また、ヨーロッパの各国もまだまだコロナを抑える方向ではありません。
一方、開催国の日本も東京は感染が衰えてはいません。感染拡大国を含めた世界各国からの選手を喜んで迎えられる状態にはならないと思います。観客のほうも無観客でのオリンピックは考えられと思います。
10月にIOCがオリンピック開催を決定するにはあまりにもハードルが高い感じです。バッハ会長はおそらく中止と判断するのではないでしょうか。
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