やっとアベノマスクが届いたー火事が落ち着いたころ消防車が来た感じ(NO.1354)
令和2年6月9日やっと安倍首相が約束したマスクが届きました。
布製のマスクが2枚入っています。マスクの購入が難しかったときなら大喜びだったでしょうが、今はいろいろなところで売っています。
近くのウェルシアでも店頭に山積みでした。以前ならんで購入したときはお一人様1セットでしたが、今は「マスクの購入 点数制限はありません」との張り紙がありました。
アベノマスクは「火事の火が消えかかったころ消防車が到着した」感じになりました。
最初に配布されたときはそんなに遅いタイミングではありませんでした。ところが不良品が混じっていたのです。Wikipediaで調べてみました。次のような記事がありました。
「厚生労働省によると、4月14日から妊婦あてに先行配布したマスクにおいて変色や髪の毛、異物混入の報告が相次いでおり、4月21日時点で143市町村・計7,870件に上っているという。問題を受けて、厚生労動省は妊婦への配布を中断した。また、小中学校や特別支援学校に配布されたマスクの中への虫の混入も確認され、配布が中断された。(中略)上記問題の原因となった不良品の該当企業として報告を受けた興和と伊藤忠商事は4月23日に未配布分のマスクを全て回収すると発表。検品体制を通常よりも強化する方針。」
アベノマスクはコロナ対策にどんな効果をもたらしたのでしょうか。政府はこのために466億円を用意しました。実際にどれだけかかったのかはつかめませんでしたが、興和、伊藤忠など5社に発注、発注した価格は147億円でした。不良品があるかどうかの検品には8億円かかったと出ていました。配送費も結構かかっているはずです。効果はどう判断すればいいのでしょうか。
台湾は6月9日現在コロナの感染者は443名、死亡者は7名です。日本の国内居住者の感染は16,850名、死亡は922名です。日本の人口が台湾の人口の5.5倍あることを考えても台湾はコロナを抑え込みました。台湾はいろいろな手を打ちましたが、マスクの購入についても国民が店頭で並ばずに、必要な数を買えるような手を早くから打ったと報道されました。
日本はコロナを抑え込むシステムができていませんでした。アベノマスクも誰かの思い付きのようです。
でもせっかくもらったアベノマスクです。袋ごと記念にとっておこうかと考えています。
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