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2020年6月 7日 (日)

なぜコロナ渦で経済が落ち込んでいるのに株価が上がっているのか-私の独断(NO.1353)

 令和2年6月5日ニューヨークの株式市場は大幅に上昇し、ダウ平均株価は2万7千ドルを超えました。3か月ぶりのことです。コロナ渦で一時は1万8千ドル台まで落ちていたのですが、驚くべき回復です。

 日本の日経平均株価も一時は1万6千円台まで落ちましたが、今は2万2千円台まで回復しています。

 一方アメリカのコロナ渦は6月6日現在、感染者約190万人、死亡者は約11万人に上っています。毎日の感染者はここ1か月間を取っても2万人を超え、毎日の死亡者は1千人前後となっています。アメリカの企業活動は停滞、失業率も13%台に上っています。

 日本でも感染者と死亡者の増加は止まらず、実質経済にも、減収減益、赤字、失業、新規雇用取り消し、倒産、など多くの問題を抱え、今年度のGDPは大幅なマイナスが予想されています。

 なんで株価だけがとんでもない数字になっているのでしょうか。

 私の独断ですが、3つの理由を考えました。

 1つは、実質経済や個人の救済のため、政府が金融を緩和し、財源を無視してお金を支出していることだと思います。救済は当然のことですが、各国の中央銀行が資金をじゃぶじゃぶ放出し続ける限りその運用先は必要で、結果として資金が株式市場に流れていくことになっているのではないかと思います。

 2つ目は主としてアメリカの場合ですが、失業率などの数字が予想より少しでも良くなると、将来の改善を先取りして株価が上がるのではないかと思います。それが日本ではアメリカの株価に悪(?)乗りして日経平均も上がるのだと思います。

 3つ目は投資家のマネーゲームだと思います。コロナで一儲けをしようとしている人たちです。いつの世にも一部でしょうが、そういう人がいるものです。

 これも私の独断ですが、今の株価はバブルだと思います。いずれ実質経済に足を引っ張られてはじけると考えています。

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