安倍首相の功績は長く政権を続けたことか(NO.1376)
令和2年8月28日安倍首相が首相官邸で記者会見し、持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に首相を辞任することを表明しました。
安倍首相は2012年12月の衆議院選挙で民主党に圧勝、政権を奪回しました。そして今月の24日には佐藤栄作元首相を抜いて連続在籍最長の7年8か月となったばかりでした。コロナ禍の中でやめることになるのは他の主要国のリーダーにはいません。病気がよほど悪いのでしょう。
私も病名は大腸憩室出血で首相とは違いますが、3度入院しています。腸の炎症は日常生活にSTOPがかかります。ある日突然出血し、絶食、止血止めの点滴の毎日でした。首相の潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症が起こってただれ、血便や下痢、腹痛が続く病気で、原因不明の難病です。難しい時期の政治と治療の両立はできません。治療に専念していただき、早期の回復を祈っています。
安倍首相は政権を安定させたことが第1の功績でしょう。それまでは国のリーダーがくるくる変わっていました。大統領制の国は大統領の任期が決まっています。アメリカは4年または8年、韓国は5年です。中国は10年でしたが習近平がもっと長くしました。ロシアもプーチンが勝手に居座れるようにしました。イギリスは日本と同じ議院内閣制ですが、2大政党があるため比較的長期政権です。日本だけが長続きしない状態でした。
ただ安倍さんが長続きしたのはほかにリーダーとなるべき人材がいなかったせいもあります。以前は「三角大福中」とか、「安竹宮」などといった、首相候補者が順番を競っていました。ところが近年は安倍1強でした。野党がどうしようもないためもありました。安倍さんにはこれといった功績はありませんが、安定した政治を続けられたのが功績と言えるかもしれません。海外とは韓国を除いて比較的良好な関係を保てました。韓国はだれがなっても向こうがその気にならない限りダメでしょう。
今はとにかくコロナを封じ込めることが大事です。誰が次に来るかわかりませんが、みんなが力を合わせて政治家が泥をかぶるつもりで、この難局を乗り切ってほしいものです。
そして次の日本を背負っていける人材を育ててほしいと願っています。
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