読書の終活「北斗の人」を読み終え「世に棲む日々」へ(NO.1380)
令和2年9月13日書棚の司馬遼太郎の小説「北斗の人」の文庫本1冊を読み終えました。これで8作品となりました。
「北斗の人」は幕末の剣豪千葉周作を描いた作品です。千葉周作が父親に連れられて松戸に来て浅利又七郎の道場に入門してめきめきと頭角を現し、日本一の剣豪となるまでを描いています。北辰一刀流の千葉道場を神田お玉ヶ池に開くまでの千葉周作の前半生の物語です。楽しみながら読める痛快な出世物語です。
読んでいて司馬遼太郎氏は千葉周作が大好きだった感じがうかがわれます。解説の尾崎秀樹氏は司馬氏を「歴史上の人物と友達付き合いの出来る作者」と評していました。
この1冊を読み終わるのに1か月以上かかったのは、図書館で予約した佐伯泰英の小説4冊と百田尚樹の小説2冊を先に読む必要があったからです。
次は「世に棲む日々」に決めました。昭和46年(1971年)5月に出版されたハードカバーの3冊です。主人公は幕末の英傑の吉田松陰と高杉晋作です。
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