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2020年10月 3日 (土)

トランプ大統領がコロナ陽性、アメリカの感染はどうなる(NO.1385)

 2020年10月2日アメリカのトランプ大統領が新型コロナウィルス陽性と判明しました。メラニア夫人も陽性でした。

 読売新聞には「来月大統領選 影響は必至」「終盤 再選戦略狂う」「米政権中枢 甘い認識」「マスク・社会的距離 ルール無視」「中国紙 軽視の代償」などの見出しが紙面を満たしていました。

 たしかにテレビや新聞でトランプ大統領を見る限りいつ感染してもおかしくない感じでした。テレビでマスクをしてヘリコプターに乗り込むところを見ましたが、ちょっと遅すぎたようです。

 私が一番関心を寄せているのは、これでアメリカのコロナの感染が収まるように向かってほしいということです。トランプ大統領が自ら感染したことにより、コロナの怖さを自覚して感染対策にリーダーシップを発揮することが肝要です。

 過去の各国の首脳が感染した後、その国がどうなったかを見ると感染は拡大しています。

 イギリスではジョンソン首相が3月に感染しました。4月1日にはイギリスの感染者は2万2千人ほどでしたが、10月3日には約46万3千人になっています。イギリスは当初は他のヨーロッパ諸国より感染が少なかったのですが、あっという間に他のヨーロッパ諸国を追い越して感染者や死亡者が増えました。死亡者数と死亡率はヨーロッパ最高になっています。

 4月にはロシアのミシュスチン首相が感染しました。ロシアでは5月12日に約22万だった感染者が10月3日には約119万人に達しました。感染者数はブラジルに次いで世界第4位です。

 7月にはブラジルのボルソナロ大統領が感染しました。トランプ大統領と同じくコロナはただの風邪と軽視していました。8月1日には約261万人だった感染者は10月3日には約485万人に増えています。死者は9万1千人から約14万5千人に増えました。

 これらの例から見ると、3人とも感染を抑える有効な手が打てなかったと言えます。国のリーダーの感染はむしろ悪い方向に向かっています。

 はたしてトランプ大統領の感染が吉と出るか凶と出るか、今までの悪例をひっくり返してほしいものです。

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