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2020年10月10日 (土)

1964年の今日は東京オリンピックの開会式だった(NO.1387)

 1964年の東京オリンピックは10月10日に開幕しました。そのころのことを振り返ってみたいと思います。

 私は27歳、9月15日に4年半勤めた三井生命を退職し、10月15日から日本IBMに転職することが決まっていました。

 1か月フリーでしたのでオリンピックの開会式を見るつもりでしたが、チケットが手に入りませんでした。三井生命の退職金でテレビを購入しアパートの部屋で見ました。14インチの白黒テレビでしたが、日本で開催される初めてのオリンピックに目を凝らしてみていました。今の開幕式と違って日中で、まばゆいばかりの晴天の下に行われました。

 オリンピックに先立って10月1日には東海道新幹線が開通しました。10月1日の切符は取れなかったので、2日の東京-大阪間の切符を購入し愛媛県の実家に帰省しました。そのスピードに興奮しっぱなしだったのを覚えています。

 10月15日にはIBMに出社しました。オリンピックの期間中、国立の駅から四谷の駅まで、国立競技場の聖火を見ながら中央線で通ったような記憶があります。IBMはオリンピックの記録を管理するオンラインシステムを受注し運営していました。国内初のオンラインシステムです。大勢のシステムエンジニアが投入されていました。

 IBMも東京も日本もオリンピック一色でした。IBMではその年、System/360という画期的なコンピュータを発表していました。日本はオリンピックをきっかけに高度経済成長に入りました。

 10月10日は1966年から体育の日として休日になりました。2000年以降は10月の第2月曜が体育の日になりました。今年からスポーツの日に名前が変わり、今年は東京オリンピックのため開催日に当たる7月24日に変わりました。コロナのため無駄な休日になりましたが、来年も開幕日に変更されるかもしれません。

 オリンピックは私の青春時代の記憶として大きく輝いています。

 

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