今年の日本シリーズは野球ファンをがっかりさせた(NO.1405)
令和2年11月25日巨人とソフトバンクとで争われた日本シリーズはソフトバンクの4連勝で幕を閉じました。昨年から連続するとソフトバンクの8連勝です。
今年の4連戦で巨人の取った点数は合計4点しかなく、ソフトバンクの26点とは大違いです。巨人のふがいなさは巨人ファンだけでなく、野球ファンや勝ったソフトバンクファンさえもがっかりさせたことと思います。私は時々得点経過を見るだけで試合は全く見ませんでした。
巨人はペナントレース終盤から勝てなくなっていました。原因は打てない、守れないためでした。満塁になるまでは攻めるのですが、バッターはそこで三振かダブルプレー打しか打てませんでした。ピッチャーは四球を出しまくっていました。
もしパリーグのようにクライマックスシリーズがあったらおそらく巨人は日本シリーズに出られなかったと思います。セリーグで優勝できたのは前半戦で大差をつけたからです。終盤の戦いを見た時、これでは間違いなくソフトバンクに勝てないと確信していました。
巨人の弱さはここというときの精神力の弱さと、本当の技術というか実力がないことだと思います。猛練習をするしかありません。王や長嶋や松井にならって猛練習をする必要があります。ピッチャーは完投能力を付けることです。コロナに関係なく、長嶋監督時代の地獄の伊藤キャンプを再現してほしいと思います。
私の忘れられない日本シリーズがあります。1983年西武対巨人の対戦で、西武が4勝3敗で勝ったシリーズです。西武は広岡監督、巨人は藤田監督でした。
Wikipediaには次のように出ていました。
「西武ライオンズと読売ジャイアンツの激突となったこの日本シリーズは、サヨナラゲームが3試合、第3戦以降第7戦まで先制したチームが負けるなど、逆転に次ぐ逆転の連続で延長戦もあり屈指の名勝負となった。視聴率は連日40パーセントを集めた。
あまりの激闘ぶりに、監督、選手たちは『ここまでやればもうどちらが勝ってもいい』(西武・広岡監督)『第6戦を終えたあたりで、正直言って勝ち負けはもうどうでもいいやという気分になったよ』(巨人・中畑清選手)という境地になったと振り返った」
私も同じ気分でした。応援していた巨人が負けましたが、本当に楽しめた日本シリーズでした。今から37年前のことでした。それ以後こんなに素晴らしい日本シリーズにはお目にかかっていません。
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