「GO TO トラベル」はコロナ終息が見えるまで延期すべきだ(NO.1413)
令和2年12月14日政府は新型コロナウィルス感染症対策本部で、「GO TO トラベル」事業について見直し28日から来年1月11日まで全国一斉に停止することに決めました。政府がやっと重い腰を上げたのです。
コロナを抑えるには人と人との接触をできるだけ減らすことが第一です。政府は国民に対して、三密を避けること、マスクをすること、手洗いや消毒をすることなどを唱えながら、人と人の接触を間違いなく増やす「GO TO トラベル」事業を進めてきました。明らかに矛盾した政策でした。
経済を活性化するため、観光関連の業者を救うために進めた政策なのでしょうが、感染が広がってしまえばますます観光業者を苦しめます。心配していた通り、感染の拡大は過去最大になりました。政府はそんなこともわからない無能力者ばかりなのでしょうか。
もう一つ理解できないのは、医療体制がひっ迫してきているのに、政府は医療関係者に対する配慮が全く見られないことです。病院や医師や看護師などは、コロナが広がり始めてから大変な努力を積み重ねています。病院や医院の経営も苦しくなっています。医師や看護師の体調も苦しくなっており、その家族などは理由のない差別に苦しんでいます。
飲食店や観光業者に金銭的な補助はありますが、医療従事者に対する金銭的な補助は見えてきません。政府や役人は医療の現場を訪問し、実情を理解しているのでしょうか。
とにかく今は何が何でもコロナの感染を抑え込むことが最優先です。コロナが収まれば政府がおせっかいを焼かなくても、人々は安心して一斉に旅行に行くでしょう。
「GO TO トラベル」は一時的に停止するのではなく、コロナが収まるまで延期すべきと考えます。
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