読書の終活「燃えよ剣」を読み終え「菜の花の沖」へ(NO.1421)
令和2年12月31日書棚の司馬遼太郎の小説「燃えよ剣」文庫本2冊を読み終えました。これで司馬遼太郎の小説の12作品を読み終えました。
「燃えよ剣」の主人公は幕末の新選組の副長土方歳三です。新選組の局長は近藤勇ですが、新選組の組織を作り上げ実際に仕切ったのは土方歳三でした。
近藤勇は戊辰戦争に敗れ北に向かって逃走中に流山で捕らえられ斬首されますが、土方歳三はそのあとも戦い続け、函館の五稜郭で討ち死にします。
この物語は土方歳三が江戸の郊外の日野から近藤とともに京都に上り新選組を作って活躍するところが中心ですが、その後幕府の没落につれて、京都、江戸、東北、北海道と戦い続けるところも詳細に描いています。
司馬遼太郎の小説にはストーリーテラーとして面白く描くものと歴史の舞台や背景、主人公の性格や心理などを掘り下げて描くものがありますが、「燃えよ剣」は前者に属するものです。楽しく読むことができました。
次に選んだのは「菜の花の沖」です。主人公は江戸時代後期に淡路島の貧しい家に生まれ、廻船問屋として成功し、蝦夷、千島の海で活躍、ロシアとの争いに巻き込まれる快男児の物語です。
文庫本6冊で1996年に購入しています。令和3年1月1日から読み始めました。
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