4回目の緊急事態宣言が首都圏3県と大阪府に拡大(NO.1495)
2021年8月2日、東京都と沖縄県に出されていた緊急事態宣言が、神奈川、埼玉、千葉の3県と大阪府に拡大され、期間も8月31日まで延長されました。またまんえん防止措置が、北海道、京都、兵庫、石川、福岡に発令されました。
日本国内の感染者が、7月29日に初めて1万人を超え、8月1日まで4日連続1万人超えが続いています。7月31日には1万2千人を超えています。
東京では緊急事態宣言下でも各地で人出が増えています。7月23日にほとんどの競技場で無観客で始まった東京オリンピックの影響もあるかもしれませんが、日本各県で感染者が増えております。4月下旬の4連休や夏休みに入ったことで、人の動きが増えたことが原因と考えられます。そして何よりもインドで発生した、感染力の強いデルタ株が広まったのが大きいと思われます。
この傾向は日本よりワクチン接種の進んでいる欧米でも見られます。アメリカは8月1日約19万5千人、イギリスは7月31日約3万人、フランスは7月30日約2万8千人となっています。日付はいずれも新聞発表の日です。一方死亡者はどの国も以前より極端に減っています。欧米で各種の制限が減った理由は、死亡者が減ったためかもしれません。
日本では緊急事態宣言が4回目ともなると、飲食店へのアルコール自粛の徹底などが守られなくなっているようで、また国民全体の気のゆるみも出てきています。政府も打つ手がなく、宣言や措置を出すだけで、あとはワクチン待ちといった感じです。
そのワクチンも不足気味で、自治体に接種体制拡充を薦めたのを途中でブレーキをかけるなどのお粗末を繰り返しています。
今のところは、ワクチン接種が若者にいきわたるまでの時間待ちでしょうか。歴史を見るとどんなパンデミックも時間が立てば収まっています。政府も国民も内心はたかをくくっているのでしょう。これは私の独断です。
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