読書の終活「峠」を読み終え「関ケ原」へ(NO.1510)
令和3年9月14日、書棚の司馬遼太郎の小説「峠」文庫本2冊を読み終えました。これで司馬遼太郎の14作品を読み終えたことになります。
読み始めたのは5月5日ですが、2冊を読み終えるまでに4か月以上かかったのは、途中で12冊の本を読んだためです。図書館で予約した本や妻に勧められた本を先に読みました。
「峠」は平成9年に購入しています。読むのは今回で3度目です。「峠」の主人公は維新史上まれにみる壮烈な北越戦争を起こし戦場で散った河井継之助です。
河井継之助は一藩士から実力によって家老に抜擢されます。開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、長岡藩を率いて官軍とあまり意味のない勝てない戦いをやることになります。その結果多くの藩士や農民を死に追いやる結果になります。
「峠」では主人公のそのようはマイナス面にはあまり触れず、武士道に殉じた生涯を描いています。読み終わって司馬氏の他の小説のような爽快感はありませんでした。
次に選んだのは「関ケ原」です。誰でも知っている関ケ原の戦いがどう描かれているか楽しみです。2度読んだはずですが、内容は忘れています。主人公は石田三成、司馬氏の「新史太閤記」の後を受け、「城塞」に続く3部作の真ん中です。
平成9年から10年に購入した文庫本3冊です。
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