山の思い出-その1 石鎚山と富士山(1505)
山の思い出には、登山だけでなく、キャンプ、高原散策、スキー、観光旅行などいっぱいありますが、いくつかにポイントを絞ってまとめたいと思います。
まずは高校生で登った石鎚山と大学生で登った富士山です。
初めて山らしい山に登ったのが、高校2年生の時の石鎚山です。父と中学3年生の弟と、家族づきあいをしていた父の友人とその娘さんとの5人で登りました。今から68年前のことです。
石鎚山は標高1982メートルの西日本一の高峰、百名山としても人気のある山となっていますが、当時の私は愛媛県で一番高い山で、鎖場のある上りにくい山くらいの知識しかありませんでした。深田久弥が日本百名山を選んだのは1961年ですから、私が登ったとき(1950年ころ)は百名山ではありませんでした。
その時の写真が2枚だけ残っていますが、普通の格好で麦わら帽子に運動靴、肩掛けのカバンに杖といった格好で、ザックも持っていません。近くの山に行くといった感じです。
途中の成就社に泊まったのを覚えています。3っつの鎖場がありました。そのあとの登山でいくつもの鎖を利用しましたが、石鎚山の鎖は違っていて、たしか太い鎖で足先がかかるようにできていたと記憶しています。
弥山(みせん)と言われている山頂に登りました。最高峰の天狗岳は当時は危険なため、高校生や中学生には登らせなかったようでした。下りは有名な面河渓谷への道を下りました。
富士山は友人と2人で登りました。大学2年の時だったと思います。山梨県側の5合目の吉田口から登り、須走を通って御殿場口に下りました。8合目の山小屋に泊まりましたが、寝返りが難しいくらいのものすごい混雑でした。当時から富士登山は人気がありました。富士山頂から見たご来光が素晴らしかったのを覚えています。でも山に登るという実感はあまりなかったように思います。
その後いろいろな山から富士山を見ましたが、富士山は登るより眺める山だと感じています。
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