プロ野球界の3つの驚き(NO.1528)
プロ野球界に2日間に3つの驚きの事件というかハプニングがありました。事件やハプニングという言葉は当事者の方々にとっては失礼ですが、とにかくびっくりした出来事でした。
まず1つ目の驚きです。
令和3年10月26日、2021年の文化勲章受賞者が発表されました。その中にプロ野球読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが入っていました。
プロ野球界からは初めて、スポーツ界では2008年に受賞した水泳の古橋広之進さんに次ぐ2人目です。
長嶋さんは1936年生まれ、子供のときからの巨人ファンの私は1歳上の長嶋さんとともに野球を楽しんできたようなものです。国民栄誉賞受賞や東京オリンピックでの国立競技場の聖火ランナーは当然と感じましたが、まさか文化勲章を受賞するとは思ってもいませんでした。驚きとともにうれしさがこみ上げてきました。
たしかに野球は大相撲とともに日本文化の一つになっています。春と夏の甲子園での高校野球やプロ野球は多くの日本人の注目を集めています。これだけ野球が愛されるようになったのには長嶋さんの功績が大きかったと思います。次にはぜひ大相撲関係者から文化勲章受章者が出てほしいと思います。
2つ目の驚きは同じ10月26日にセリーグでヤクルト・スワローズが優勝したことです。
6年ぶりの優勝です。昨年、一昨年は最下位でした。それが高津監督のもと見事によみがえりました。
打撃ベストテンには1人も入っていませんが、チーム打率はリーグ3位、ホームランは村上が39本でトップタイ、山田が34本で4位につけています。投手の防御率は3.45で昨年より1.16も改善しました。
最後まで阪神とデッドヒートを演じましたが、残り1試合で決着がつきました。私は巨人ファンですが、金田投手のいた国鉄スワローズも好きでした。セリーグでは巨人を別とすれば、阪神、ヤクルト、広島も応援していました。
3つ目の驚きは10月27日にパリーグでオリックス・バファローズが優勝したことです。
ライバルのロッテが負けたためでした。最終試合で25年振りの優勝を決めました。ロッテとのデッドヒートでした。
オリックスも昨年、一昨年と最下位でした。セ・パ両リーグで前年最下位のチームが共に優勝するのはプロ野球史上初めてのことです。前年最下位のチームが優勝するのは、長嶋監督の初めての年とその翌年にも経験しています。
オリックスの勝因は山本投手が15連勝でリーグ最多の18勝を挙げたこと、打撃ベストテンの1位に吉田正、3位に杉本、ホームラン1位に杉本が32本打ったことです。
私はパリーグはオリックスと西武は応援していなかったのですが、オリックスの優勝にはおめでとうと言いたいと思います。
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