海外旅行の思い出-その1 夫婦での初めての海外旅行-ヨーロッパ(NO.1538)
海外旅行の思い出を7回にわたってまとめてみたいと思います。仕事や会社のイベントで行った海外出張は省略します。
最初は夫婦での初めての海外旅行、ヨーロッパの旅です。
私たちの世代は新婚旅行で海外に行く人はほとんどいませんでした。定年間際のリストラで移った新しい職場での仕事がやっと落ち着いてきたので、それまで果たせなかった夫婦での海外旅行を実現したい気になったのです。
1995年5月クラブ・ツーリズムの旅で9泊10日間、イギリス、ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス、フランスの6か国を訪ねました。今から26年前、58歳の時です。
今は海外旅行では1つの国を回るケースが多いのですが、当時は限られた時間で多くの国の有名な都市をつまみ食いする旅行が流行っていました。
当時のヨーロッパはEUになっていたので、入出国は楽でしたが、まだユーロは採用されてなく、国が変わるごとにその国の通貨に両替する必要がありました。1台のバスでドイツからスイスまで走ったときは、国境を超えるたびに両替所に走って行って両替しました。デジタルカメラはまだ普及していなくてフィルムをたくさん用意しなくてはなりませんでした。携帯やスマホもなかったため、家に電話するときはホテルから電話するか、公衆電話を使いました。公衆電話はコインでは足りないため、クレジットカードが利用できました。
初めてのヨーロッパは驚きの連続でした。5月下旬だったため、10時ころまで明るかったのが最初の驚きでした。ロンドンでルームサービスを頼んだら、1皿が3人前くらいあったのが2つ目の驚きでした。水がビールより高いのも知りました。ルーブル美術館では名画の写真が撮り放題でした。
見るもの聞くものが楽しく二人で旅を満喫しました。昼食と夕食時にはワインかビールか時には両方をいただきました。
妻が行く前から楽しみにしていたドイツのノイシュバイシュタイン城は期待以上でした。ベネティアの素晴らしさと人の多さも驚きでした。パリのタクシーで英語が通用しないのも経験しました。各国の食事のおいしさも堪能しました。
妻は帰国してから焼き付けた写真や頂いた資料をまとめ、訪問先の情報を調べて8冊のアルバムを作りました。今でもそれを眺めては楽しかった旅行を思い出しています。
その後何度か行ったヨーロッパの写真はデジカメで撮ったためアルバムにはなっていません。フィルム写真もまた良きかなです。
その後妻が両親の介護と看護の期間の中断はありましたが、この旅行を契機に私が75歳で体調を崩すまで二人での海外旅行が続きました。
| 固定リンク
コメント